2022年9月19日(月・祝)~10月2日(日)にかけて、京都鉄博本館1F「車両のしくみ/車両工場」エリアにて、多機能鉄道重機(零式人機 ver.2.0)の特別展示が行われます。

多機能鉄道重機とは、人機一体と日本信号が共同で開発している、鉄道の電気設備作業を行う人型重機ロボット(零式人機 ver.2.0)と鉄道工事用車両を融合させた新たな重機のこと。

これまでは人の手を要していた作業を機械化し、生産性と安全性の向上を目指す目的で開発されたものです。高電圧の架線のメンテナンスといった作業には危険が伴いますが、多機能鉄道重機なら、安全な場所から人型ロボットを操縦することでこうした作業を代替できる、というわけです。

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京都鉄博では展示中にデモンストレーションが行われるようで、実際の動作を間近で見学できるようにします。

<デモンストレーション開催日>
9月19日(月・祝)、23日(金・祝)~25日(日)
10月1日(土)・2日(日)

※開催時刻は11:00/13:00/14:30/15:30で、各回所要時間は約15分。

また、9月24日には開発の経緯や多機能鉄道重機に実装している技術について紹介する講演会も行われま。講師は人機一体の代表取締役社長にして立命館大学 総合科学技術研究機構 ロボティクス研究センター客員教授でもある金岡博士と、JR西日本鉄道本部電気部電気技術室室長の木村秀夫さんです。

(写真:JR西日本)