関鉄の懐かしい車両をあしらった「百年経っても」のCDジャケット(画像:関東鉄道)

2022年9月に会社創立100周年を迎えた、茨城県の関東鉄道(関鉄)。そのメモリアルソングができ上がり、2022年10月中旬にCDリリースされる。記念曲の「百年経っても」は、関鉄をモチーフにした「常総線」で知られる、インディーズバンド「人類滅亡プロジェクト」の新しいオリジナル曲だ。

2020年に活動を始めた人類滅亡プロジェクトは、実態はシンガーソングライター・中村かあきさんのソロプロジェクト。ユニークなバンド名は、前身バンドの解散、さらには親友との別れ(死別)を経験した中村さんが、まるで人類が滅亡したかのような感覚に陥って命名した。

関鉄は、コロナ禍による相次ぐライブハウスの休業で活動の機会を失ったバンドを支援しようと、2022年3月には常総市の水海道車両基地でコンサートを開いている。

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記念曲は、関鉄が紆余曲折を経て一世紀を迎え、次の100年に向けて歩みだす歴史を、四季の移り変わりになぞらえて表現した。歌詞には「人知れず必然のように始まった線路」、「人知れず偶然のように交わった線路」と、鉄道の歩みを人生に例えたフレーズも。演奏時間8分超えの壮大なバラードだ。

既に、Spotifyなどの音楽系サイトで配信中。CDのカップリングは関鉄がモチーフの既発曲だが、内容を書き換えて制作した「常総線(百年経ってもVersion)」。ほかに、「百年経っても」と「常総線」のインストルメンタル版も収める。

CDは取手、守谷、竜ヶ崎の関鉄3駅のほか、関鉄Web Shopで取り扱う。「百年経っても」のミュージックビデオは、YouTube「higan recordsチャンネル」で公開されている。

記事:上里夏生

※2022年9月27日11時33分追記……CDのリリースの予定日が10月3日から中旬に変更となりましたので、これに合わせて本文中の記述を変更いたしました(鉄道チャンネル編集部)