心の原風景を取り戻し、ここ伊勢志摩国立公園・英虞湾に「未来の里海」をつくりたい―――。

そんなひとりの地元名士の想いが実現に向けて動き出し、2023年春、完全プライベートな入り江で過ごす “大人の極上リゾートホテル” が誕生する。

ロケーションは、近鉄志摩線 最南端の終着駅、賢島駅からさらに南へクルマで25分。北欧のフィヨルドを思わせる、おだやかな伴田浦という入り江。

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この伴田浦に出現する “大人の極上リゾートホテル” が……。

COVA(コーバ)―――かつての真珠養殖場が「未来の里海」に

その名も、「COVA」(コーバ)。

伴田浦で息づく真珠養殖場のおだやかで自然豊かなロケーションを、さらにプライベート感あふれる絶好の “大人の極上リゾートホテル” へと昇華させた。

この、大人の極上リゾートホテル「COVA」(コーバ)を手がけるのが、冒頭の「心の原風景を取り戻し、ここ伊勢志摩国立公園・英虞湾(あごわん)に「未来の里海」をつくりたい」という想いを抱き続ける、覚田真珠株式会社 覚田譲治 代表取締役。

伊勢志摩で1931(昭和6)年に創業した老舗真珠養殖会社の3代目で、カクダパールズなどのブランドを手がける三重県の有力名士として知られる。

覚田代表の、「COVA」(コーバ)にかける想いなどについては、また別で記すとして、ここでは気になる「COVA」(コーバ)のディティールについて。

カクダのコウバが「COVA」に、地域活性事業の新しいベンチマーク

三重県 志摩市 志摩町 片田、おだやかな伴田浦の入り江に出現する「COVA」(コーバ)は、全室オーシャンビューのプライベートヴィラが4棟、ロビーやラウンジ、レストラン、船着き場が一体となったセンターハウスのほか、ゆったり過ごせるゲストルーム、伊勢志摩に伝わる蒸し風呂を体感できるサウナルーム、シーカヤックや生牡蠣&伊勢海老水揚げ体験などができる体験ルームなどを、おだやかなリズムでレイアウト。

そのすべてが、「覚田の工場」(カクダのコウバ)として親しまれてきた倉庫や作業場、小屋を活用し、大規模リニューアルを経て、“大人の極上リゾート” へと進化させている。ここが、これまでにない地域活性事業の新しいベンチマークとして注目を集めているポイント。

建設中の現場をみて印象的なのは、「覚田の工場」(カクダのコウバ)にあった倉庫や高台の小屋が、ほどよい距離にあり、こうした既存の設備を再活用して生まれるプライベートヴィラやラウンジ、体験ルームが、コンパクトにつながり、環境にもやさしく、サスティナブルなリゾート空間に生まれ変わるという将来性を感じた点。

極上の「楽しい」「おいしい」「居心地いい」が、ゆっくりとリズミカルにつながっている里海空間―――そんな印象を得た。

ここからは、覚田代表が現場を歩きながら教えてくれた、各施設の魅力をチェックしていこう。

船着き場があるセンターハウス、伝統の蒸し風呂を体感できるサウナも

伊勢地方に伝わる蒸し風呂を体感できるサウナは、目の前が海で、サウナを飛び出して海水で整うこともできる。

また、志摩半島のローカルウッドであるウバメガシを計画伐採し、備長炭に加工して SPA に有効活用する計画もあるという。

高台にたたずむヴィラ、英虞湾の海を一望、サウナも!

伊勢志摩の森に生息するシダの道を上がっていくと、見張り小屋を大規模リニューアルしたヴィラが―――。

ダイニングや寝室の大きな一枚ガラスの向こうには、英虞湾が一望。さらにプライベートサウナやバスルームも。

―――英虞湾の西日にあたりながら、夕食までの時間をゆっくり過ごすのも、いい。

真珠養殖場時代の海遊び、五感フルで童心に帰れる時間

―――まだまだいろいろ、これまで体感したことのないアクティビティや食体験の魅力がいろいろある、 英虞湾の極上リゾート「COVA」(コーバ)。

ここ覚田真珠「覚田の工場」(カクダのコウバ)の湾内ではいま、ヒオウギ貝(食用)が養殖されている。

ふと足元に目をやると、あざやかなピンクの小道。これはカラフルなヒオウギ貝の殻を砕いたもの。

ここを「木漏れ日の散歩道のようにしたい」と覚田代表はいう。

子どものころのように桟敷を歩く覚田代表、養殖中のかごを水面に上げると、中にはヒオウギ貝が。

「バタバタバタッ」―――元気よく海水を吐き出している。地元では「バタ貝」とも呼ばれ、色鮮やかな貝殻が特徴。

そのヒオウギ貝の新鮮な貝柱に、覚田代表がナイフを入れ、そのままひと口で食べると……これが、ほんとうに新鮮で絶品!

ほどよい塩味と貝柱の甘みがとろける海の旨さ。「ヒオウギ貝がいちばんのおつまみ」と覚田代表は笑う。

「わたしの『心の原風景』は、すべてこの英虞湾の海にある」

最後は、覚田代表がこの英虞湾の極上リゾート「COVA」(コーバ)にかける想いを、ちょっとだけ添えて―――。

「わたしは、志摩の英虞湾で90年にわたり真珠の養殖・加工を営む一族の3代目です。

わたしにとって英虞湾は、子どものころからの楽しい思い出が詰まった最高の“遊び場”であり、“成長の場”でした。

大人になってからは自然との共生のなかで人が、生き抜くことの厳しさを知った“仕事場”でもあり、いまは里海の大切さを教えてくれる“学びの場”でもあります。 

わたしの『心の原風景』は、すべてこの海にあるのです」(覚田代表)

―――そんな覚田代表の想いがすべて詰め込まれた、おだやかで美しい里海の新風景が、いまから楽しみで仕方ない。

◆覚田真珠
https://kakudapearl.jp/