2022年10月1日、東武博物館で新型特急「N100系」(愛称:スペーシアX)の運転台モックアップの展示が始まりました。

このモックアップは「スペーシアX」の設計にあたり、運転台の機器配置や操作性、視認性などについて検討・確認するために製作されたものです。前頭部の形状など細かい部分は異なるものの、窓の大きさや配置は実物と同じものだそうで、外装色も実車に近づけています。

運転台内部の様子。将来的には内装が一部変更になる可能性があります
椅子は東武100系「スペーシア」のものですが、モケットはN100系「スペーシアX」のものを使っています

東武博物館によれば、モックアップの展示は1年以上前から準備されていたそうです。将来的には運転シミュレータも設置する予定ですが、実車が出てくるのもまだ先の話ですから、しばらくはこのかたちでの展示が続くでしょう。

なお、当面の間は安全確認などを行う必要もあり、モックアップへの乗車は原則としてできません。具体的な解禁時期については、東武博物館からの発表を待ちましょう。

東武博物館は東武スカイツリーライン東向島駅下車すぐ。東武鉄道の車両などを展示し、その歴史や文化・役割などを紹介しています。