JR東海(本社:愛知県名古屋市)は、今春のダイヤ改正で特急「ひだ」号の全定期列車を新型「HC85系」へ統一します。同社は2023年1月12日、キハ85系を使用した特別なリバイバル編成の特急列車を運転すると発表しました。

キハ85系は1989年のデビュー以来、34年間にわたり特急「ひだ」号の車両として親しまれていました。なお、JR東海のリリースには「今後も臨時列車をキハ85系で運転する場合があります」とあり、今後も臨時列車として走る姿を目撃する機会はあるかもしれません。

特急「ありがとうキハ85系ひだ」号

<運転日>
2023年3月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)

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<運転区間>
下り 名古屋駅(8:57発) ⇒ 高山駅 (11:46着)
上り 高山駅 (13:44発) ⇒ 名古屋駅(18:01着)
※途中駅での乗降はできません。

<編成>
キハ85系4両

「4号車 キハ85-1101」
「3号車 キハ84-1」
「2号車 キロハ84-1」
「1号車 キハ85-1」

※全車両の車体番号を導入初期の1番で統一し、デビュー当初のリバイバル編成
で運転(画像:JR東海)

<発売方法>
下り列車は乗車日の1ヵ月前の午前10時から全国のJRの主な駅で発売。全車指定席となり、乗車券のほか指定席特急券等が必要になります。

上り列車は団体専用列車としてジェイアール東海ツアーズのツアー商品で販売。

<その他>
下り列車では車内イベントとして、「美濃太田運輸区と高山運輸区の乗務員によるおもてなしや思い出を振り返る企画」「車内チャイムの放送」を実施予定。またグリーン車利用者限定で、HC85系のデビュー記念非売品ピンバッジをプレゼントします。

ジェイアール東海ツアーズから発売されるツアーは、往路の下りでHC85系、復路の上りで特急「ありがとうキハ85系ひだ」号に乗車するというもの。上り列車では通常は走行しない一部駅の副本線を経由するほか、撮影会付きのデラックスプランも販売される見込みです。