西武鉄道(本社:埼玉県所沢市)は2023年7月1日に特急料金と座席指定料金を改定します。

旧料金では18キロまで300円、35キロまで400円、60キロまで500円、61キロ以上は710円となっていました。新料金はおおむね100円アップとなり、18キロまで400円、35キロまで500円、60キロまで600円。61キロ以上は190円の値上がりとなる900円です。

改定の対象は特急「ラビュー」「レッドアロー」、そして有料座席指定列車「拝島ライナー」です。拝島ライナーの座席指定券は距離によらず大人1名300円(小児半額)となっていましたが、7月から100円値上げの400円となります。

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「S-TRAIN」は複数の会社を乗り継ぐことから、料金の加算に配慮し据え置きとなります。

池袋~所沢間の特急料金が500円

具体例を見てみましょう。特急「ラビュー」で池袋から24.8キロ離れた所沢まで行く場合は、18キロ~35キロまでの料金が適用され、運賃に加え400円の特急料金が必要です。7月からはこれが500円に値上がりします。

同じように特急「ラビュー」で西武秩父まで行く場合、61キロ以上の区間となるため、今後は運賃+特急料金900円が必要となります。

また事前に特急券・座席指定券を購入せず乗車した場合は、利用区間の特急料金・座席指定料金に加え、特急券・座席指定券1枚につき200円必要となります。

なお、改定日の前日までに改定日以降の乗車日の特急券を購入した場合は、現行の特急料金・座席指定料金が適用されます。もし7月1日以降で西武特急や拝島ライナーを利用することが確定しているのであれば、6月中に買い求めるのも手でしょう。