「2(にゃん)」が3つ重なることから、2月22日は「猫の日」とされています。「猫の日実行委員会」が「一般社団法人ペットフード協会」と協力し、1987年に制定しました。

鉄道業界と猫はあまり縁がなさそうですが、猫が駅長を務める駅など、探せば全国に「猫」と接点のある鉄道駅が見つかります。

では、駅名に「ねこ」が潜む駅はいくつあるのでしょうか。

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2023年現在では日本全国に6つ。大井川鐵道井川線、新京成電鉄新京成線、JR八高線、JR御殿場線、横浜市営地下鉄ブルーライン、黒部峡谷鉄道本線にあるとされています。

大井川鐵道井川線「川根小山駅」

川根小山駅は1959年に開業。静岡県の大井川鐵道井川線にある無人駅で、同駅では2020年に猫の写真やイラストを貼れるボードが取り付けられるなど、「ねこ駅化」が進んでいます。

大井川鉄道は数量限定で猫をデザインした記念きっぷ・グッズなどを製作しており、同社線の売店等で販売をしています。また、今年は2月26日 (日) までの期間限定で井川線の列車に特別ヘッドマークを装着して運行しているということです。

新京成電鉄新京成線「高根公団駅」

千葉県船橋市の新京成線高根公団駅も猫駅の一つ。高根台団地へのアクセス駅として1961年に開業しました。

昨年は猫の日記念ということで、「たか猫うだん」記念きっぷが発売されています。

JR八高線「金子駅」

埼玉県の入間市にある八高線の金子駅も駅名に猫が潜む駅の1つです。1931年に開業し、国鉄分割民営化でJR東日本に継承。2015年から新駅舎の供用が始まりました。

「絶対全国に同じ名前の駅がたくさんあるでしょ!」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、同名の駅は2023年時点では日本全国でここだけです。ただし……

JR御殿場線「相模金子駅」

神奈川県の大井町、金子地区には相模金子駅が存在します。開業は1956年、前出の金子駅との混同を避けて旧国名を冠しています。

横浜市営地下鉄ブルーライン「岸根公園駅」

同じく神奈川県には、1985年に開業した岸根公園駅も。その名の通り、目と鼻の先に位置する岸根公園が駅名の由来です。

ちなみにブルーラインには「古猫が集い毎夜踊った」という伝説で知られる「踊場駅」があり、世間的にはこちらの方が「猫駅」として認知されているようです。

黒部峡谷鉄道「猫又駅」

実は「猫」という字がそのまま入っている駅のは全国でここだけ。富山県黒部市にありますが、関西電力専用の駅となっており、残念ながら一般客は利用できません。

以上、全国に6つあるという「ねこ」駅のご紹介でした。ほかにも当記事で紹介したブルーラインの「踊場駅」や猫の形をした駅舎のある駅など、猫と関係の深い駅は探せばまだまだ見つかりそうですね。

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(写真:tojiko / PIXTA)