「白石川堤一目千本桜」(しろいしかわつつみ ひとめせんぼんざくら)とは、宮城県の大河原にある、東北地方を代表する有名な桜の名所です。

「白石川堤 一目千本桜」をご存じですか?

白石川と一目千本桜、蔵王連峰 (写真:Shawn.ccf / PIXTA )

宮城県大河原町を流れる白石川沿いの桜並木で、上流の金ケ瀬地区から隣の柴田町船岡地区まで、約8キロメートルもの桜のトンネルが続きます。この桜並木は、大河原町出身の実業家 髙山開治郎が大正12年(1923)に約700本、昭和2年(1927)に約500本、合計約1,200本の桜の苗木を町へ寄付・植樹したのが最初で誕生したものです。荘厳な蔵王連峰を背景に白石川堤に咲き乱れるソメイヨシノを中心とした桜並木は、「白石川の澄んだ青色」「千本桜の華麗な淡紅色」「蔵王連峰に残る雪の白色」、これら三層が織り成すこの地でしか見ることのできない絶景となっています。毎年、全国から20万人以上の人出で賑わう、東北を代表する桜の名所です。

JR東北本線での速度低下運転

JR 東日本では、桜の開花にあわせて、車窓より「白石川堤 一目千本桜」の景色をお楽しみいただけるよう、東北本線の一部列車にて速度を下げて運転します。

白石川堤 一目千本桜 イメージ  (写真:やえざくら / PIXTA)

ADVERTISEMENT

期 間 : 2023年3月 31日(金)~4月9日(日)の 10 日間
区 間 : 船岡駅 ~ 大河原駅間の約 700mの区間
列 車 : 上下 35 本 [ 上り 19 本 ・ 下り 16 本(臨時列車を含む)
その他 : 列車が遅れている場合は、通常の速度で運転する場合があります。
桜の開花状況等により、期間が変更になる場合があります。

(画像:JR東日本)

おおがわら桜まつり

コロナ禍により平成31年以来となる4年ぶりの開催です。お祭り期間中は、 「お花見弁当」の販売、「LED夜桜ライトアップ」の実施、観光物産協会売店や各種出店、ステージイベントの開催を予定しております。2023年は、大河原町出身で東京で成功した実業家、髙山開治郎氏が大正12年(1923年)に桜を植樹してから100周年の記念の年となります。なお、今年は諸般の事情により「お花見屋形船」の運航はございません。

期間: 令和5年3月31日(金)〜4月13日(木)
※開花状況により変更になる場合があります。
会場: 白石川公園(大河原大橋~末広橋間) JR大河原駅より徒歩3分
(情報:大河原町 令和5年 おおがわら桜まつり/大河原町観光サイト (town.ogawara.miyagi.jp) )

天気が良い日に、ご家族皆さんで桜まつりはいかがでしょうか。立ち寄るお時間がない方は、列車の中からでもお花見を楽しめるかと思います。

関連記事: 水面と桜が映える「千鳥が淵」の桜を満喫 東京都内の駅から歩ける散策スポット 半蔵門駅~九段下駅間 (東京都 千代田) | 

東京にいるなら行かなきゃ! JR大崎駅から歩いてすぐ、目黒川沿いの桜並木! |  (東京都 品川区)