新神戸駅(写真:Gengorou / PIXTA)

神戸で初めてプロバンドによるジャズ演奏が行われてから、今年でちょうど100周年――JR西日本と神戸市が連携し、7月から始まる「兵庫デスティネーションキャンペーン」(兵庫DC)にあわせ、「ジャズの街神戸」をアピール。期間限定で、新幹線の発車メロディや在来線の駅構内BGMに「ジャズ音源」を活用します。

JR新神戸駅では新幹線の発車メロディを変更

現在、JR新神戸駅では「銀河鉄道999」の新幹線発車メロディが使用されています。これを2023年7月1日~9月30日の3ヶ月間限定でジャズ音源に切り替えます(その後はまた「銀河鉄道999」のメロディに戻す予定)。

使用音源は1936年のチャールズ・チャップリンの映画『モダン・タイムス』(Modern Times、モダン・タイムズ)で使用された「Smile」です。

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チャップリンは戦前に神戸を訪れており、新開地には彼をモデルにしたシンボルゲート「BIGMAN」が設置されているなど、実は意外に縁の深い人物。選曲理由には、タイトル通り「神戸を訪れた方が、それぞれの場所へお帰りになる際に『笑顔』になって帰ってほしい」という願いも込められています。

◆楽曲提供・演奏者
広瀬未来(トランペット・編曲)、高橋知道(サックス)、礒野展輝(トロンボーン)
加納新吾(ピアノ)、萬恭隆(ベース)、森下啓(ドラムス)

JR神戸線の六駅で駅構内BGMをジャズに

JR神戸線の住吉駅、六甲道駅、三ノ宮駅、元町駅、神戸駅、垂水駅で、ジャズ楽曲を駅構内BGMとして流します。実施期間は2023年7月1日~9月30日の3ヶ月ですが、JR西日本の担当者によりますと、こちらは好評であれば延長する可能性も検討されているようです。使用音源と演奏者は次の通りです。

◆使用音源

①Manteca
②Take the A Train
③Art of the Big Band
④I Remember You
⑤Black Nile
⑥Smoke Get in Your Eyes
⑦Take Five
⑧Randi
⑨Who Me
⑩This I Dig of You

◆演奏者

神戸ユースジャズオーケストラ
神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 ビッグバンド
神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 講師、卒業生

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