提供:JRTT鉄道・運輸機構

2024年3月16日に開業する北陸新幹線 金沢~敦賀間。昨年末の12月29日からJR西日本による試運転列車の運行も始まり、2か月後の開業に向けて着々と準備が進んでいます。

そんな北陸新幹線の延伸区間では、どのような最新技術が用いられているのでしょうか。建設主体の鉄道・運輸機構(JRTT)が、昨年12月に興味深い動画を2本公開しています。

前編の「電気・建築限界編」では耐震対策用に開発された「スリップジョイント柱」や、テンションバランサと電柱を連結する「ピンヨーク」などを紹介。これらは平成28年の熊本地震など、過去の震災の教訓を生かしたもので、外部の協会や学会などからも評価されているようです。

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鉄道ファンには建築限界測定のための3Dレーザースキャナーも興味深いところでしょうか。これまでは建築限界測定車(いわゆる花魁車)で行っていた作業を効率化し、夜間でも建築限界測定を行えるようにしています。

後編の「軌道総点検編」では作業効率化のために導入された工夫や、実際の総点検の様子などを紹介。私たちが普段見ることはない作業の一端を垣間見れる貴重な動画となっています。