JR四国、特急車内からタクシー事前手配 岡山・高松~松山間で実証実験中
JR四国と電脳交通は、鉄道からタクシーへの乗り継ぎを円滑にし、利便性を高めるため、特急列車内から降車後のタクシーを事前手配できるサービスの実証実験を行っています。昨年度に続く取り組みで、電脳交通が提供する配車サービス「タクジット」を活用します。
車内からタクシー手配
対象列車は岡山・高松~松山間を運行する特急「しおかぜ」「いしづち」「モーニングEXP高松・松山」(8600系・8000系)。特急座席の背面テーブルに掲出されたQRコードを読み取り、対象駅到着後のタクシーを予約することができます。対象降車駅は高松、坂出、宇多津、丸亀、多度津、観音寺(香川県内)、川之江、伊予三島、今治(愛媛県内)。実施期間は12月31日までです。

この取り組みは、国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」に選定されました。同事業は、複数の交通事業者の連携による多様な移動手段を一つのサービスとして提供するMaaS導入を支援するもので、移動環境の改善や地域コンテンツとの連携を通じて、交通空白の解消や地域経済の活性化、オーバーツーリズム対策などを進めることを目的としています。
香川県内においては、香川県タクシー利用利便性向上協議会による観光の足確保の実証実験とも連携した取り組みとなります。
(写真:PIXTA)
(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)
【関連リンク】