広島電鉄の車両(写真:KUZUHA / PIXTA)

広島電鉄(ひろでん)は7日、交通系ICカード「PASPY」終了後における、ICOCAなどの全国相互利用が可能な交通系ICカードへの対応方針を発表しました。

サービス提供路線

【広島電鉄】
◆電車 全線(市内線・宮島線)
◆バス 全線(ただし高速バス広島~松江線・米子線は除く)

【グループ会社】
◆芸陽バス 全線
◆備北交通 高速バス東城・庄原~広島線、高田南部線
◆エイチ・ディー西広島 全線

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上記路線で、ICOCAなどの全国相互利用が可能な交通系ICカードによる運賃決済サービスを提供します。ただし電車、バス車内でのチャージはできません。サービス開始時期は2025年3月末の予定です。

搭載機器イメージ(画像:広島電鉄)

広島電鉄では2008年から交通系ICカード「PASPY」のサービスを提供していましたが、機器の老朽化による更新に多額の投資が見込まれ、システムの維持が困難になっていることから、PASPY運営協議会が一昨年の春に「2025年3月までにサービスを順次終了させる」と発表。これを受け、同社は2024年9月にQRコードなどを利用するクラウド型チケッティングサービス「MOBIRY DAYS」を導入していました。