京都府宇治市に新名所「ニンテンドーミュージアム」10月オープン 最寄りの近鉄小倉駅にもビックリするような変化が……!
京都府宇治市に新たな名所「ニンテンドーミュージアム」が誕生します。
『スーパーマリオ』など世界的なヒット作を生み出してきた任天堂が、トランプや花札を製造してきた「任天堂宇治小倉工場」を改装。同社の娯楽の歴史やものづくりへのこだわりを伝える施設として、2024年10月2日(水)にオープンします。
ミュージアムの1階では、任天堂のものづくりから生み出されたさまざまな娯楽を、今の技術で生まれ変わったあそびとして体験することができます。体験には、入館時に渡される入館証に記録されたコインを使用します。
中央の床は大きなモニターになっており、そこに映し出される百人一首はスマートフォンを利用することで実際に遊ぶことができます。このほか、発売当時の家庭を再現した部屋で「ウルトラマシン(1968年発売)」を用いてバッティングが体験できたり、1970年代に展開していた業務用シューティング場「レーザー&クレイ」を現代の技術で体験できる「ザッパー&スコープSP」で遊べるなど、子供から往年のファンまで楽しめる施設となりそうです。
施設内には任天堂の原点である「花札」を実際に作れるワークショップや、ルールを覚えながら花札を遊べる体験などもあります。
2階は展示フロア。歴代のビデオゲーム機やタイトルが展示されたスペースは内容がハードごとに分かれており、展示上方のモニターでは様々なゲーム画面の映像も見ることができます。ファミコンのスペースでは製品の国内版と海外版の外見の違いも比較できるとのこと。
ビデオゲーム以外にも、体を動かすモーションを利用した遊びの変遷やゲーム画面の進化過程、ビデオゲーム発売以前のファミリー向け玩具などの展示もあります。
このほか、具材を自由に組み合わせてオリジナルのハンバーガーが作れるカフェや、ミュージアム限定のグッズを取り扱うショップも併設されています。
開館時間は10:00~18:00。入館には事前予約制(抽選)のチケットが必要で、価格はそれぞれ大人(18歳以上)は3,300円、中高生は2,200円、小学生は1,100円、未就学児は無料となっています。チケットの申込はニンテンドーミュージアム公式ホームページで受け付けますが、予約にはニンテンドーアカウント(作成無料)が必要です。
最寄り駅の小倉駅(京都線)は9月21日(土)にリニューアル完了
ニンテンドーミュージアムの最寄り駅は、近鉄京都線の「小倉駅」。福岡県の小倉駅は「こくら」ですが、宇治市の駅は「おぐら」と読みます。
近鉄は現在、同駅のリニューアル工事を進めており、2024年9月21日(土)に完成する予定です。
新しくなった小倉駅では、京都方面行きの上りホーム壁面に、近鉄京都線の前身である奈良電気鉄道時代の沿線名所図絵(鳥瞰図)のパネルを展示。さらに近鉄特急の側面に見立てたポスターギャラリーも設置します。
そして大和西大寺方面行きの下りホームには、18400系のFRP(繊維強化プラスチック)造形が展示されます。18400系は1969年に京都~伊勢間特急の増強用として製造され、「あおぞらⅡ」として改造された1編成を除き、2000年まで京都線を中心に活躍していました。
小倉駅に設置される18400系(FRP造形)は乗り込むことができ、写真撮影などが楽しめます。また、車両付近に設置された二次元コードから専用アプリをダウンロードすると、18400系が走り出すようなAR動画が流れる仕組みになっています。
上下ホームの展示のほか、地下道やトイレの美装化も行っているとのことです。
【関連リンク】