品川駅高輪口に次世代オフィス「Ave.Takanawa」開業! 象徴的な大階段と屋外テラスあり「まちのようなオフィス」が品川の新ランドマークに

リニア中央新幹線の始発駅としてアップデートが続く品川駅高輪口エリア。その先駆けとなる次世代型オフィスビル「Ave.Takanawa(アベニュータカナワ)」が、2026年3月2日に開業しました。
品川駅西側の国道15号線沿いを歩いていて目を惹くのは、象徴的な「大階段」の目立つ外観と、そこに繋がる全フロアに備えられた「屋外バルコニー」。単なるビジネス拠点に留まらず、1階には人気ベーカリー「THE CITY BAKERY」やイベントスペースを配し、一般の来訪者も街の息吹を感じられる空間となっています。
本記事では、品川の景色を一変させる建築の魅力から、将来の「新北口改札」へのアクセス、そして現代美術家・松山智一氏のアートが彩る共用空間まで、その新しい建物の全貌を紹介します。
品川駅高輪口の変貌をリード「希少な新築オフィス」誕生
品川駅周辺では、リニア中央新幹線の始発駅計画を背景に、大規模な再開発が進んでいます。JR東日本は浜松町から高輪、大井町にかけての一帯を「広域品川圏」と位置付け、国際都市東京の新たな拠点として整備を進めています。
【参考】
広域品川圏とは? 床面積150万㎡ JR東日本のリニア起点駅周辺の浜松町~高輪~大井町にかけての戦略が始動 https://tetsudo-ch.com/13013300.html
品川駅の西側に位置する高輪口エリアは、長らく「品川プリンスホテル」などを中心とした歴史と品格のある街として知られてきました 。現在、このエリアでは複数の大規模再開発プロジェクトが同時並行で進行しており、日本の新たな玄関口へと生まれ変わる過渡期にあります。

品川駅高輪口駅前で希少な築浅オフィス
「Ave.Takanawa」は、品川駅高輪口より徒歩約4分、将来的に新設される「品川駅新北口改札」が完成すれば徒歩約3分という、極めて高い交通利便性を誇る立地に誕生しました。特筆すべきは「TAKANAWA GATEWAY CITY」「品川駅西口地区」「国道15号品川駅西口駅前広場」と合わせて再開発が続く「品川駅街区地区」で、築年数5年以内のオフィスビルが非常に少ないという点です。「Ave.Takanawa」は、今後の大規模オフィスの集積に先駆けて供給される、希少かつ象徴的な築浅物件となります。
建て替え前同様に親しまれる建物に
「Ave.Takanawa」という名称は、地元の人々に親しまれていた建て替え前の「アベニュー高輪前川ビル」に由来。街や土地と直接つながり、風や光が通り抜ける「アベニュー(商店街)」のような空間を目指す意図も込められています。
大階段とバルコニーが象徴的

最大の特徴は、国道15号(第一京浜)に面した、各階をつなぐ象徴的な「大階段」。前述の通り「アベニュー高輪前川ビル」が長年地域の人々に親しまれてきた歴史を継承すべく、人や街とのつながりを視覚化しています。手摺やルーバーには国産天然木を採用し、無機質になりがちな親しみを感じやすい外観デザインとしました。建物デザインは「MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO」。木を活かした街に親しまれる建築を多数手がけてきた手腕が遺憾なく発揮されています。

また、すべてのフロアに屋外バルコニーを設置しており、オフィスワーカーが気軽に外の空気を感じることができる設計となっています。スケルトン天井の採用により最大約3.8メートルの天井高を確保した室内は、東西両面からの採光と通風が可能に。AI等のテクノロジーが浸透する時代だからこそ、オフィスワーカーが季節の移ろいや風、光を肌で感じ、感性を刺激しながら創造性を発揮できる空間を目指しています。
鉄道ネットワークの結節点としての「高輪」の価値
鉄道ファンや街歩き好きにとって、品川駅高輪口の変化はリニア中央新幹線への期待感と切り離せません。リニア始発駅となる品川は、今後さらに「東京の南の玄関口」としての重みを増していきます。
本物件の立地は、JR各線・京急線に加え、将来的には東京メトロ南北線の延伸も控える交通の要所です。今回「Ave.Takanawa」が開業したことは、オフィスビルが一棟竣工した以上の意味を持ちます。それは、ホテルの街だった高輪口が、高輪ゲートウェイ駅周辺と連動した「世界基準のビジネス街」へとフェーズを変えた合図とも言えるでしょう。1階に大型店舗として入居する「THE CITY BAKERY」などは、ワーカーだけでなく地域住民や鉄道利用者の新たな憩いの場となり、街に血流を生む重要なピースとなりそうです。
アートと共用空間が融合する次世代型ワーキングプレイス

建物は地上10階建て。1階が、ニューヨーク発のベーカリーで約100席を有する「THE CITY BAKERY」と多目的イベントスペース「グレイドパーク品川」。2~4階と7~10階がオフィスフロア、5・6階がエキスパートオフィス品川高輪(シェアオフィス、共用ラウンジ)というフロア構成で、利便性と感性を刺激する多彩な機能が盛り込まれています。
アートと共用空間が融合する次世代型ワーキングプレイス

5階には、交流とリフレッシュを支える「共有ラウンジ」を設置。屋外テラスと一体化した開放的な空間に、貸会議室やドリンクサービス、ミニコンビニを備えます。

屋上階には緑豊かな芝生や高木を配置し、都心にいながらリフレッシュできる癒しの空間「ルーフトップテラス」を創出しました。
また、1階には多目的イベントスペースとして、約245平方メートルの「グレイドパーク品川」が入居。セミナーや懇親会など、企業間の交流を促進します。
現代美術家・松山智一氏のアートワーク

1階エントランスホールと5階テラスには、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する現代美術家、松山智一氏のアートワークを複数展示。新宿東口のパブリックアートでも知られる松山氏の作品が、日常のビジネス空間に芸術的な刺激をもたらします。
品川駅高輪口エリアの次なる100年を占うかのような「Ave.Takanawa」の誕生。単なる機能的な箱としてのオフィスではなく、光、風、木、そしてアートが共存するその空間は、これからの時代の働き方を優しく包み込んでくれそうです。品川を訪れた際は、国道15号沿いに現れた美しい大階段と、街に溶け込む新しい風景をぜひチェックしてみてください。
(画像:東京建物)
鉄道チャンネル編集部
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