JR西日本が定額で何度でも特急「こうのとり」の普通車指定席に乗車できるサブスクサービスを開始します。

名称は「こうのとりサブスクパス」で、利用には別途乗車券(定期券など)が必要。発売期間は2024年11月18日(月)~2025年2月28日(金)。利用期間は購入から30日間で、年末年始の一部期間は利用できません。

値段は新三田・三田~大阪・新大阪間が6,500円。篠山口~大阪・新大阪間が7,500円。一部WESTERポイントを利用する場合はそれぞれ6,000円+500pt、7,000円+500ptで購入できます。

なお、1日あたりの発売枚数には制限が設けられており、購入できなかった場合は翌日まで待つ必要があります。

「こうのとりサブスクパス」による座席の予約は乗車日の前日および当日限定。「WESTER」にて座席の予約およびシートマップからの座席指定が可能です。

乗車の際はチケットレスの提示用画面や提示用画面(パソコン)から印刷したものを車掌に提示すればOK。

10回程度の乗車で元が取れる特急サブスク

JR西日本の発表によれば、「こうのとりサブスクパス」は特急「こうのとり」の利便性向上を目的とした実証実験として発売するもの。そのためか、驚きの値段設定になっています。

たとえば三田~新大阪なら通常の特急「こうのとり」の指定席券は1,290円、J-WESTチケットレスなら650円。安い方のJ-WESTチケットレスで計算しても特急料金10回分相当です。1度の出勤で2回乗るなら5日で元が取れる計算ですし、休日も活用できます。

「JRおでかけネット」の「こうのとりサブスクパス」特設ページには「特急サブスクで始まる通勤革命」という文字が躍っており、月6,000~7,000円程度の追加で特急通勤ができるなら試してみよう、と考える方も出てくるでしょう。

「こうのとりサブスクパス」概要

[発売期間]
2024年11月18日(月)~2025年2月28日(金)

[利用期間]
「こうのとりサブスクパス」購入日から30日間
利用期間内に限り、設定区間の特急「こうのとり」普通車指定席を何度でも予約できます。

[利用制限期間]
2024年12月28日(土)~2025年1月6日(月)
※この期間中はサブスクパスを利用できません

[設定区間・値段]
◆新三田・三田~大阪・新大阪
6,500円または6,000円+WESTERポイント500pt

◆篠山口~大阪・新大阪
7,500円または7,000円+WESTERポイント500pt

※こども用の設定なし
※設定区間内は、特急「こうのとり」の停車駅相互間(尼崎~大阪・新大阪、大阪~新大阪を除く)も利用可
※利用には、別途、利用区間を含む乗車券(定期乗車券(フレックス定期券を除く)、ICカード乗車券のSF残高)が必要です。

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