ローカル線の旅がさらに便利になります!JR西日本は、芸備線の再構築に向けた実証事業として、2026年3月の土休日(計4日間)に臨時列車の運行と一部列車の運休を実施します。普段は本数が極めて少ない「新見〜備後落合」や「備後落合〜三次」間での昼間増便により、広島方面からの接続も考慮された「快速備後落合リレー号」などが登場。一方で、夜間の一部列車が運休となり救済タクシーが運行されるなど、注意が必要な点もあります。芸備線での春の観光旅行に役立つ情報も含め、最新の運行情報をまとめました。

昼間は臨時列車、夜は運休で救済タクシー代行、3月土日で実証

今回設定された臨時列車は、3月の計4日間運行されます。

昼間は神対応の臨時列車で「魔の区間」もスイスイと移動

実施日は、2026年3月7日(土)、15日(日)、21日(土)、28日(土)という、土曜もしくは日曜になります。

運行日(画像:JR西日本)

特筆すべきは、普段は列車の本数が極めて少ない「新見~備後落合」および「備後落合~三次」間での増便です。新見駅を10時24分に出発する下り列車や、備後落合駅を12時20分に出発する上り列車などが設定され、広島方面との接続も考慮されたダイヤとなっています。これにより、日中の移動や観光での利用において利便性が大きく向上しそうです。

実証運転日は終電が早くなる!22時台半ば以降の列車をタクシーに

一方で、夜間の運行には注意が必要です。臨時列車の運行日と同じ4日間については、新見駅22時28分発の備後落合行き(東城行き)最終列車が運休となります。

この列車が運休となる代わりとして、新見駅から利用予定の利用者に対しては、芸備線再構築協議会による「救済タクシー」が運行されます。夜遅くに利用を予定している場合は、電車ではなくタクシーにお世話になる形となるため、現地の掲示などをよく確認する必要がありそうです。

「芸備線再構築協議会 実証事業」臨時運行・運休 概要

実施日:2026年3月7日(土)、15日(日)、21日(土)、28日(土)

▼臨時列車(主な区間)
・新見 10:24発→備後落合 11:57着
・備後落合 12:20発→新見 13:58着
・三次 10:41発→備後落合 11:54着(快速 備後落合リレー号)
・備後落合 12:08発→三次 13:23着

運行時刻(画像:JR西日本)

▼運休列車
新見 22:28発→東城 23:04着
※対象列車運休時は救済タクシーを運行

運休列車(画像:JR西日本)

芸備線・春の注目スポットと見どころ

・秘境駅の拠点「備後落合駅」:かつては機関区があり、多くの職員が働いていた鉄道の要所です。今回の実証事業では、この駅を中心に広島方面や新見方面への接続が強化されています。

・鉄道ファンの聖地「布原駅」:新見駅から一駅目に位置し、かつてD51形蒸気機関車の三重連が走行したことで知られる、山間の静かな駅です。

・地元グルメ「千屋牛(ちやぎゅう)そば」: 通常は営業していない野馳駅(のちえき)の「駅前そば」が、特定のイベント時にオープンすることがあります。岡山県のブランド牛「千屋牛」を使用した贅沢な味わいは絶品です。
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・車窓から楽しむ多摩丘陵と雪解けの風景:新見から三次にかけては、中国山地の豊かな自然の中を縫うように走ります。3月は冬の面影を残しつつ、春の息吹を感じられる絶好のシーズンです。

昼間は臨時列車で賑わい、夜間は救済タクシーが走る。まさに芸備線の未来を模索する実証事業ならではの特別な3月となります。秘境駅・備後落合駅を中心としたダイナミックな乗り継ぎを楽しめるこの機会に、ぜひ芸備線の車窓を楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。お出かけの際は、夜間の運休情報も忘れずにチェックして、安全で楽しい鉄道の旅を満喫してくださいね。
(画像:JR西日本)

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