2027年3月から、横浜市瀬谷区で開催される「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」。東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅から約4kmに位置する会場にて、東急グループが総力を挙げて出展するパビリオン「とうきゅうグループ館」の概要が発表されました。
最大の見どころは、植物の種をモチーフにしたユニークな外観と、人をやさしく包み込む「膜屋根」のパビリオンです。これまで「多摩田園都市」などで自然と調和した街づくりをリードしてきた東急が、2050年のカーボンニュートラルな未来をどう描き、私たちのライフスタイルをどう変えてくれるのでしょうか。先日公開されたばかりの特設サイトの情報を元に、そのポイントをお伝えします。

【参考】次の万博は横浜だ!1,500万人来場予定の国際園芸博「GREEN×EXPO 2027」は2027年3月から、近隣で大型新テーマパーク構想も進行中 https://tetsudo-ch.com/13013697.html

出展施設名はひらがなで「とうきゅうグループ館」に決定

東急グループは、2027年3月19日(金)~9月26日(日)まで開催される「GREEN×EXPO 2027」において、Village出展参加者として内定しています。同博覧会の会場空間を共創するパートナーは、様々な出展形態を合わせて377件にも上ります。その中で東急グループが出展するのは、カーボンニュートラル社会にGXで挑むエリア「Urban GX Village」です。

Urban GX Villageで描く未来

東急グループが建設する施設の名称は、「とうきゅうグループ館」になります。東急グループの一体感と総合力を示すとともに、幅広い世代に親しみを感じてもらえるよう、あえてひらがなの「とうきゅう」が採用されました。

植物の「種」をモチーフにしたパビリオン建築

出展テーマは「GREEN LIFESTYLE 2050“種から育み、つながる未来”」です。パビリオンの建物デザインも、植物の「種」に着想を得たユニークな形状になっています。

イメージ

上空から見ると、多様な形や大きさを持った「種」が寄り添うように連なっていることが分かります。来場者の目線に近い部分には膜屋根が採用され、やわらかな光を取り込みながら人々を包み込む空間となる予定です。

ロゴマークも「種」と連動

発表されたロゴマークも、種をイメージした建物の屋根をモチーフにしており、建物デザインとの連動が図られています。未来へ向けて育まれていく生命力や、人・社会・自然がつながっていく姿を表現しています。

東急田園都市線の「まちづくり」とのつながり

注目したいのは、東急電鉄との地理的・歴史的なリンクです。今回の博覧会の会場となる旧上瀬谷通信施設跡地は、田園都市線・南町田グランベリーパーク駅から南東に約4kmほどの距離に位置しています。

東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅前のイメージ

東急×町田市の意欲的な、アウトレットモール×公園の一体開発

約22万平方メール(東京ドーム約4.7個分)の広さを持つ「南町田グランベリーパーク」は、東急の駅に直結するオープンモール型のアウトレットショッピングモールと、そこに隣接する広い公園(町田市の鶴間公園)とをつなげて一体的に整備を行うという、東急線沿線の中でも唯一の特徴を持った大型集客施設の開発が行われた場所でもあります。ピーナッツ・ファンの聖地ともいえるスヌーピーミュージアムや大規模な映画館、アウトドアショップを含むたくさんの店舗、希少性のある食品店や飲食店、公園との一体性を活用したスポーツ・アウトドア店舗などが揃うこの場所は、年間で1,269万人(25年度)もの人々が訪れます。

手前のショッピングモールと奥の公園とが一体的につながる「南町田グランベリーパーク」の景色 (写真:GRANDBERRY PARK)

東急グループでは、 渋沢栄一らの理念に基づき1918年に田園都市株式会社を設立して以来、長年にわたって、鉄道やバスといった交通網と、住宅地開発といった不動産とを連携させた「まちづくり」を行ってきました。とりわけ田園都市線沿線は「多摩田園都市」として自然と調和した街づくりを進めてきた歴史があり、その後の多くの鉄道会社の沿線開発にも大きな影響を与えました。

沿線利用者は注目!東急の「共創」メッセージ

今回の出展メッセージ「ともに、『美しい時代へ』」にも表れている通り、東急が培ってきた沿線開発のノウハウが、「自然と都市が融合する2050年の新しいライフスタイル」としてどう提示されるのかは、鉄道・沿線ファンにとっても大きな見どころとなるでしょう。2027年3月19日の開幕 に向け、先日公開された特設サイトでは、今後も展示内容の詳細が継続的に発信される予定です。

なお、東急グループの総合造園事業を担う株式会社石勝エクステリアも、花・緑出展参加者に内定しています。開催500日前となる2025年11月4日前後には、首都圏への集中プロモーションも予定されており、さらなる盛り上がりが期待されます。鉄道網と街づくりが融合した東急ならではの未来体験を、今から楽しみに待ちましょう!
(画像:東急、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会、PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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