西武鉄道(本社:埼玉県所沢市)は23日、2026年3月に予定されている運賃改定にあわせ、小児均一運賃を導入すると発表しました。

小児IC運賃を西武線の全区間で1乗車50円均一とし、あわせて小児通学定期(磁気・IC)を1ヶ月一律500円、小児通勤定期運賃(磁気・IC)を1ヶ月一律1,000円とします。また、小児ICカード限定で、1ヶ月1,000円で西武線が乗り放題となる小児全線フリー定期券を新たに導入します。

通学だけでなく、習い事や休日のレジャーなど様々なシーンで利用を促すのがねらい。小児ICカード限定の全線フリー定期券導入は大手民鉄として初の事例となります。

小児均一運賃の導入(画像:西武鉄道)

※西武線全線フリーの小児通勤定期券(IC)は小児用PASMOのみ。
※西武線全線フリーの小児通勤定期券(IC)は、他社線連絡定期券とすることはできません。

小児運賃(IC利用)を全区間一律50円とする施策は、2022年春に小田急電鉄が導入。分かりやすく利用しやすい運賃体系とし、子育てしやすい路線とすることでファミリー層を沿線に呼び込むなどの狙いがありました。その後は京急電鉄(一律75円)や泉北高速鉄道(一律50円、2025年4月に合併で南海電鉄泉北線)など、他社にも広がっています。

【参考】
子どもIC運賃を50円に!小田急が2022年春から実施、子育て世代を応援
https://tetsudo-ch.com/11929219.html

西武鉄道は運賃改定および小児運賃均一化の実施日などの詳細について、決まり次第同社Webサイトなどで発表するとしています。

(トップ画像:tarousite / PIXTA)

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