JR東日本は24日、首都圏の主要路線である京浜東北・根岸線と中央・総武線(各駅停車)において、2027年春からワンマン運転を実施すると発表しました。

対象区間と今後の計画

2027年春にワンマン運転が実施される区間は次の通りです。

■京浜東北・根岸線:大宮駅~南浦和駅間、蒲田駅~大船駅間(10両編成)
■中央・総武線(各駅停車): 三鷹駅~千葉駅間(10両編成)
※東京メトロ東西線との直通列車は対象外です。

JR東日本は生産年齢人口の減少といった社会環境の変化に対応するため、ワンマン運転の拡大を進めています。すでに2025年3月に常磐線(各駅停車)と南武線でワンマン運転が始まっており 、2026年春には横浜・根岸線の八王子駅~大船駅間でも実施予定。

安全性と安定性確保への取り組み

ワンマン運転の実施にあたり、安全性と輸送の安定性を高めるための様々な対策を講じます。具体的には、運転士が運転席から全てのドアの乗降状況を一目で確認できる乗降確認モニタの設置、運転士が対応できない際に輸送指令室につながる非常時通話機能や指令室からの車内放送機能などが挙げられています。

加えて、同社は首都圏在来線でのホームドア整備を推進。また輸送安定性への取組として、京浜東北・根岸線を走行するE233系にATO(自動列車運転装置)を導入し、安定性の向上を図ります。

(画像:JR東日本)
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