日本航空(JAL)が、9年連続でSKYTRAX社による世界の航空会社の最高評価「5スター」に認定されました。その評価の柱となっているのが、「五感をくすぐる本物の体験」を追求した機内サービスです。
2026年3月、JALは国際線機内食を大幅にアップデートしました。世界が注目する庄司夏子シェフとのコラボレーションによる極上のメニューが、欧米路線の空を彩ります。さらに、2024年の導入以来、圧倒的な支持を得ているエアバスA350-1000型機の最新シートまで、報道公開で明らかになった「JAL品質」の真髄をレポートします。

SKYTRAX「5スター」獲得には、「機内での食体験」が重な要素に!

JALは最上級評価の航空会社のみに与えられる「5STAR」を獲得(写真:筆者撮影)

SKYTRAX社の「ワールド・エアライン・スター・レイティング」は、空港や機内など、航空会社の提供する全てのサービスについて厳格な監査を行い、1年に1度定められる、航空業界の国際的なレベル指標です。「5スター」は、世界最高水準と認められた航空会社のみに与えられ、日系の航空会社では、JALとANAの2社がが受賞しています。JALの9年連続受賞は、JALの目指す「五感をくすぐる本物の体験」としてのサービスが、世界最高品質にあると評価されてのものです。

JALでは、この評価のポイントとして、上質で洗練された機内食や、その料理に合う飲み物の提供など「最上級の食体験」、特にエアバスA350-1000型機などでの「日本らしい質感と快適性が調和した座席空間」、機内での客室乗務員のおもてなしと安全へのプロ意識などの「ホスピタリティ」を挙げています。
機内食は重要な要素を占めるとされておりますが、JALでは2026年3月から、多様化するニーズに応えるためサービスアップデートを実施しています。

ファーストクラス・ビジネスクラスで、世界的シェフとのコラボメニューを提供開始!

JALの2026年3月から国際線機内食サービスには、一流シェフが監修を務めたコラボメニューが登場します。

ハワイ発路線の国際線ビジネスクラスには、ワイキキ郊外のフレンチ「natuRe waikiki」で総料理長を務める小川苗シェフ監修の特別なメニューが登場しています。

そして、3月からの東京発欧米行きの国際線ファーストクラスおよびビジネスクラスの2食目サービスのメニューは、「世界のベストレストラン50」でアジアのベスト女性シェフとベストべストリーシェフの2冠に輝いた庄司夏子シェフが監修を務めます。庄司シェフは、世界のVIPが訪れる、一日一組だけのレストラン「été(エテ)」のオーナーシェフです。

JAL発表会に登壇した庄司夏子シェフ(右)とJAL 商品・サービス開発部 旅客サービスグループ 吉野香奈子氏(右)

2026年3月下旬のメディア関係者向けの発表会には、庄司夏子シェフも登壇し、コラボメニュー開発の裏側などを語ると共に、最新メニューの試食も提供されました。

3月~5月のメニューは、「国産牛の凝縮バルサミコ酢と赤ワイン煮」「焼きとうもろこしのご飯」「ホワイトアスパラガスのピクルス 柑橘と柚子皮添え」の3品です。

庄司夏子シェフが監修、東京発欧米行きのファーストクラス・ビジネスクラスの2食目サービスのメニュー

「ホワイトアスパラガスのピクルス 柑橘と柚子皮添え」は、丁寧に切りそろえたホワイトアスパラガスをビネガーに漬け、グレープフルーツ、細かに刻んだ柚子皮を添えたものです。さわやかな味付けが、さっぱりとしていて、非常に美味しい品でした。

「ホワイトアスパラガスのピクルス 柑橘と柚子皮添え」

「焼きとうもろこしのご飯」は、とうもろこしの実の部分のみを丁寧に切りとり、形を残したまま焼いているという形が特徴的です。そんなこだわりのとうもろこしを、ご飯の上に乗せて提供されている、見た目も美しい一品です。焼いたとうもろこしの甘さと香ばしさが引き立つ、ご飯でした。

「焼きとうもろこしのご飯」

メインディッシュは、「国産牛の凝縮バルサミコ酢と赤ワイン煮」です。庄司シェフがコスト制限がある中で、国産牛にこだわったというこの料理。牛肉がとても柔らかく煮込まれていて、口に入れた瞬間にほろほろにとろけ、バルサミコ酢やバターの濃厚ソースとの相性も抜群の逸品。添えられているジャガイモは、「インカのめざめ」という甘くて濃厚な味わいと黄色い肉質が特徴の高級じゃがいもです。

「国産牛の凝縮バルサミコ酢と赤ワイン煮」

このような、日本の著名シェフとのコラボメニュー開発など、JAL機内での「食体験」が今後もますます楽しみになりそうです。

JALのA350-1000、国際線「ビジネスクラス」シートを体験!

SKYTRAX社の評価のもう一つの柱は、機内空間です。JALは、国際線に新型機となるエアバス A350-1000 型機を2024年1月から導入しています。今回のメディア発表会では、A350-1000 の国際線のビジネスクラスシートも展示されていました。

JALビジネスクラスのシート展示も

ドアを閉めれば、十分な広さがある半個室空間になり、プライバシーも保たれます。

JAL国際線のビジネスシート

大きな24インチの大きなTVモニタがあり、その下には足が入るスペースがあります。その下は荷物収納のためのスペースが確保されています。

足を入れるスペースや、大容量の収納もあります

シートの横には、シートリクライニングやライトなどのスイッチ類や、テーブル、TVのコントローラー、充電設備などが用意されています。

シート横のスペースにはいろいろなものが集約されています

JAL国際線のファーストクラスはVRで体験

今回、ファーストクラスの座席は、VRで体験をすることができました。
ビジネスクラスと比較して、座席の前のスペースが非常に広くなっており、横にももう一人が座れるようなスペースがあり、ビジネスクラスよりは一回り大きな個室という感じでした。

国際線ファーストクラスシートをVR体験

このファーストクラスの座席などは、JALのホームページでも公開されています。

JAL国際線のファーストクラスのシートイメージ。広いプライベートスペースに大きなモニタが用意されています(JALのホームページより)

JALのホームページでは、この世界最高水準のプライベート空間を360度パノラマビューで体験することができますので、是非そちらも体験してみてください。
このような「日本らしい質感と快適性が調和した座席空間」に関しても、SKYTRAX社の航空会社審査においては大きなファクターとなっているようです。

9年連続の5スター受賞は、一皿の料理に込められたシェフの情熱と、最新テクノロジーを駆使した快適な空間、そして隅々まで行き届いたおもてなしなどの三位一体でのサービス創造により支えられています。2026年3月からスタートした新メニュー は、旅の思い出をさらに鮮やかにしてくれるはずです。
次回の海外旅行、JALのA350-1000による「世界最高峰の旅」を、ぜひあなた自身でも体感してみてください。

記事・写真:鎌田啓吾
旅とおでかけ! 鉄道チャンネル

 

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