JAL国内線 “大リニューアル”! 新機材B737-8で 地方路線にファーストクラス拡大! 新機内食“お弁当”試食 や 新JALアプリなどをレポート

日本航空(JAL)は「New Angles, New Stories」をコンセプトに、国内線サービスを順次大幅リニューアルします。4月から始まるファーストクラスの新機内食「お弁当スタイル」の試食レポートから、4月15日に登場する画期的な新アプリの機能、そして2027年から就航する新機材「B737-8」の最新シートまで。報道公開での取材で明らかになった、JALが描く「次世代の空の旅」に関しての情報を詳しくお届けします。
新機材ボーイング737-8型機の導入
JALでは、国内線リニューアルのコンセプトに沿った施策の一環として、新機材となるボーイング737-8型機に関して、2026年度中に受領します。この機材は、ボーイング737-800型機の更新機材として導入されます。
2023年3月に21機の導入を発表した後、2025年3月19日のリリースにより17機の追加導入を発表しており、合計で38機が導入されることになります。運行に関しては、2027年度より順次開始される予定です。

今回メディア公開会場では、ボーイング737-8型機普通席とファーストクラスの、2つのクラスのシートが展示されてまいした。
普通席(エコノミークラス)のシート

普通席は、シートの背もたれが薄くなり、前後間が広く感じる設計になっています。
全ての座席に、スマホ・タブレットを立てて置くことができるスタンドが設置されています。最近は、機内でスマホやタブレットを用いて映像などを見る人も増えており、そのニーズに対応したものです。

座席の充電設備に関しては、全ての座席にUSB Type Aポートに加え、Type-Cポートも設置されています。

日本の地方路線にもファーストクラスを拡大
ボーイング737-8に搭載される、ファーストクラスのシートも展示されていました。
現在の国内線ファーストクラスは、羽田~札幌、大阪、広島、福岡、鹿島、沖縄などを結ぶ10の主要路線に限られていますが、短通路の小型機となるB737-8にファーストクラスを搭載することで、国内の様々な路線・地方路線でのファーストクラス設定が可能になります。

座席は、大手航空機シーメーカーのサフラン・シーツ US製。隣の席との間には間仕切りもあり、半プライベート感が保たれます。シートやフットレストのリクライニングは、電動ボタンで行うことができます。

国内線の機内にワイヤレス充電を導入
ファーストクラスの充電設備は、普通席にあるUSB Type Aポート、Type-Cポートに加え、飛行機の機内では珍しい、ワイヤレス充電機が用意されていいますので、充電ケーブルを忘れた際にも重宝します。

テーブルは、2席の真ん中のひじ掛けから出してセットするタイプです。ファーストクラスにもスマホスタンドが、テーブル上と合わせて2か所に用意されています。

地方の魅力を紹介・再発見する機内食サービスへ
国内線ファーストクラスでは、4月からの機内食を、日本の多彩な特色や文化を感じられるものへリニューアルします。4月以降は、短距離路線では「お弁当」の形式でメニューが提供されることになり、長距離路線では今までと同様に「トレースタイル」での食事が提供されます。
新たに導入されるお弁当スタイルにより、短いフライトでもゆとりを持って厳選された旬の味覚や地域の名産品が堪能できるようになります。今回は、短距離路線で提供が始まる「お弁当」メニューを体験してきました。

ふたを開けると、見事な彩りのお弁当が登場します。今回試食をしたお弁当は、4~5月のメニューです。
「キャロットラペ」「ワカメとシラスのキッシュ」「青森県産チキンのロール トウモロコシのソース 嶽きみ」「アピオスと枝豆の煮込み」「MILK STAR サンド りんご」が並びます。

「青森県産チキンのロール トウモロコシのソース嶽きみ」は、トウモロコシの甘みも感じることのできる濃厚なソースが、青森県産のチキンを引き立てています。
獄きみ(だけきみ)は、青森県弘前市の西部にある岩木山麓・嶽(だけ)高原(だけ)で栽培される、糖度18度以上のとても甘いとうもろこしだそうです。青森産の食材同士の組み合わせには、今回の「地域を再発見する」というテーマを感じます。このソースの塩味と、とうもろこしの甘さが絶妙にマッチしており、非常に癖になる美味しい料理でした。

「ワカメとシラスのキッシュ」は、ワカメのさっぱりさと、シラスの食感が楽しく、上品に海を感じる一品でした。添えられているサラダにはえびが入り、こちらも海を感じます。

「アピオスと枝豆の煮込み」に使われているアピオスとは、北米原産のマメ科の植物だそうです。北米では古くから貴重な栄養源として重宝され、「畑のうなぎ」といわれるほど栄養が豊富だといいます。
こおアピオス、日本では青森県が全国一の産地を誇る生産地で、県内の下北半島や上北地域での栽培が盛んなようです。大きさとして一口大という程度のでしたが、食感や味は、ジャガイモに近い感じでした。細かく切られたベーコンの塩味と、枝豆の粒感と合わさったメニューでした。

ニンジンを千切りにした「キャロットラペ」は、さっぱりとした味付けとシャキシャキ感が非常に美味しいものでした。

今回は青森県をテーマにしたメニューでしたが、このように「お弁当」という形の中にも、日本の地方にある特徴的な具材が多く使用されており、上質な食事がスマートな形で提供されるというものになりそうです。
航空利用以外にも広がる顧客とのつながり
今回のメディア向け発表会では、国内線リニューアルの他にも、JALのビジョンや新ブランドスローガン、新しくなるJALアプリ、JALのマイルライフなどの説明や、国際線の機内食の試食会などの行われました。
JALでは、今まで中心であった航空機の利用時の接点以外にも、多岐にわたる顧客との接点が生まれてきているそうです。JALは、新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を、2026年3月に策定。環境変化に対応するための機材更新などを通じて安全・安心な未来の空や心に響く出会いと体験を顧客に提供し、地域や国を超えた多様なパートナーとの関係やつながりを創る取り組みを行うことで、今後に続いていくサスティナブルでウェルビーイングな未来を目指すとしています。

また、新ブランドスローガンを “Soaring Together” と定め、航空利用以外にも顧客との接点を広げ、「五感をくすぐる体験」「新たな一歩への後押し」「人生を豊かにするつながり」というものを提供していくという方針を発表しました。

新JALアプリは機能拡充でやさしい旅を提供!4/15に登場!
JALアプリは、2026年4月15日の17:00に、新しいアプリにリニューアルされます。
今回登場する新JALアプリは、特にその裏側のシステムが従来のものから大きくリニューアルされるものになるそうです。開発の早い段階からJAL社員と一般顧客合わせて約700名を選定し、初めてアプリを使う人から旅慣れている人まで多彩な構成によってのパイロット版アプリでの検証フィードバックと機能改良を繰り返し、満を持して新アプリの登場となるようです。

従来のJALアプリは、航空券予約や予約確認といった使い方にやや特化した機能になっていました。
4月から登場する新しいJALアプリでは従来の機能に加え、例えば、機内でWi-Fiが使えるのか、機内食はどういったタイミングで提供させるのか、といったより詳しい旅の事前情報がアプリで確認できるようになったり、遅延やゲート変更といった搭乗の直前に必要な情報が充実するそうです。

また、たとえ予約が無い場合でも、新たな旅のヒントを提案したり、JMBの情報がより分かりやすくなったりと、このアプリでも様々な情報が確認できるようにリニューアルされるようです。
機内でのWi-Fiサービスも、新世代に
機内のWi-Fiに関しては、2027年就航予定のボーイング737-8型機より、低軌道衛星を利用した新たなWi-Fiシステムの導入を予定しているそうです。今までの静止軌道衛星を利用して物に比べ、回線速度が速くなるため、動画のストリーミング視聴やオンラインゲームも楽しめるようになる予定です。
また、接続方法もよりシンプルなものになります。

また、従来の機内での対面販売に関しては、すでに3月1日から、デジタルによる「おうちで機内販売」というサービスに一本化されています。機内でWifi接続して購入ができるほか、機内での登録により3日間購入ができるため、旅先や自宅に到着してからの注文も可能になります。
今回のレポートでは、JAL国内線のリニューアルに関して、報道関係者向け発表会の様子などを交えてお伝えしてきました。“Soaring Together”航空会社が「ただの移動手段」であることから、私たちの人生を豊かにするパートナーへと進化していく過程を、ぜひ次回のフライトで体感してみてください。これからもJAL国内線から目が離せません!
鎌田啓吾
旅とおでかけ 鉄道チャンネル
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