ゆいレール車両基地と“幻の鉄路”を巡る「沖縄鉄道旅 Vol.1」【特別公開】軽便鉄道の廃線跡や専門家解説で「島を支えた鉄道」を、限定グルメも

沖縄の観光といえば美しい海やリゾートが定番ですが、今、その「足跡」に眠るドラマチックな鉄道史が注目を集めています。
株式会社スリージェイトラベルは、2026年7月12日(日)に沖縄の鉄道にスポットを当てた日帰りバスツアー「沖縄鉄道旅 Vol.1」を開催します。普段は立ち入ることのできないゆいレール(沖縄都市モノレール)車両基地の特別公開を皮切りに、戦前に活躍した「沖縄県営鉄道(軽便鉄道)」の廃線跡ウォーク、さらには現存する唯一の車両遺産見学など、現在の沖縄を支えるモノレールと、かつて県民の暮らしを支えていた軽便鉄道・路面電車など、2つの時代を巡る特別企画です。LRT構想など未来の沖縄の交通を考えるきっかけにもなるものです。
本記事では、専門学芸員による深い解説や、地元の味覚が詰まった「デイゴ弁当」など、このツアーでしか味わえない体験も含め、ツアーを解説ます。
過去から現在、さらに未来へつなぐ鉄路の物語
このツアーは、鉄道網が限られている現在の沖縄において非常に珍しい「鉄道テーマ特化型」の企画です。
現在の都市交通:ゆいレール車両基地を見学
ツアーの始まりは、那覇空港駅改札前(9:30~9:45受付)からです。最初の目的地は、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の車両基地です。約90分間にわたり、日本最西端・最南端の鉄道を支える裏側を見学します。普段は見ることのできないプロの現場の公開は、鉄道ファンにとって貴重な機会となるでしょう。
歴史の足跡:軽便鉄道の遺構を巡る
車両基地見学後は貸切バスで移動し、沖縄県営鉄道(軽便鉄道)与那原線の線路跡(宮平⇒大里間)を専門家の案内で約1km歩きます。鉄道が描く特有の曲線を体感した後は、「与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館」を約60分かけて見学し、鉄道のまちとしての歴史を深く学びます。
さらに、嘉手納線の終点跡にある「嘉手納駅跡・かでな未来館」や、現存する唯一の車両関係遺産である「軽便鉄道の台車」が展示された「宜野湾市立博物館」を訪れます。最後は2019年に開業した「てだこ浦西駅」周辺で解散(17:15頃)となり、最新の終着駅からゆいレールの旅を各自で楽しむことができます。


専門家による解説とこだわりの沖縄グルメ
「鉄道ファンとあまり縁のない地域」とされる沖縄にも、豊かな鉄道文化があることを伝えるため、本ツアーでは充実したサポート体制が整えられています。
学芸員による全行程同行解説
ツアーには、沖縄の鉄道史を研究する「与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館」の学芸員、喜納大作氏が全行程に同行します。各史跡での解説はもちろん、移動中のバス車内でも鉄道にまつわるエピソードが語られるため、初心者でも理解を深めることができます。

県産食材を堪能する「デイゴ弁当」
昼食には、沖縄県産の食材を豊富に使ったこだわりのお弁当「デイゴ弁当」が提供されます。メニューには、グーブイリチー、筑前煮、魚フライ、紅芋、チキンなど、沖縄ならではの味覚が詰め込まれており、旅の気分をさらに盛り上げます。
ツアー概要と申し込み方法
【開催概要】
・開催日:2026年7月12日(日)
・集合:ゆいレール那覇空港駅改札前(9:30~9:45)
・旅行代金:1名20,000円(大人・子供共通、昼食・保険・ガイド料込)
・定員:20名予定(最少催行人員15名)
申し込みは、スリージェイトラベル公式予約サイトにて開始になっています。
「鉄道のない島」というイメージが強い沖縄ですが、かつては人々の生活を支える鉄路が縦横に走っていました。本ツアーの白眉は、現役のゆいレール車両基地見学と、失われた「軽便鉄道」の廃線跡を一日で体験できる構成にあります。特に嘉手納線や与那原線といった、戦前の沖縄を支えた“幻の鉄路”を専門家の深い知見とともに辿る時間は、歴史愛好家にとっても垂涎の体験となるはず。リゾート観光だけではない沖縄の「深層」に触れ、未来の交通網についても思いを馳せる、知的好奇心を満たす贅沢な一日となるでしょう。
(画像:スリージェイトラベル)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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