「乗り鉄、撮り鉄、いろいろあれど、我が鉄道の旅は「呑(の)み鉄」なり…」。鉄道好きとして知られる俳優の六角精児さんが全国のローカル線を巡り、地元の酒と美味を味わい尽くすNHK-BSの大人気番組。その10年の歴史を凝縮し、KADOKAWAから発売されている公式書籍『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』が、発売から1年以上を経た今、異例の「5刷重版」を達成しました。
本書は、番組開始から2024年12月までに放送された全37コース(38回)の旅の行程を時系列で完全網羅。単なる番組のファンブックやタレント本ではなく、緻密なルートマップや立ち寄りスポットを掲載した実用的な旅行ガイドとして、鉄道ファンや地方を呑み歩きたい層などから絶大な支持を集めていいます。「週末お出かけ」にも便利なこの書籍、ロングセラーの5刷へと至った秘密や、誌面に刻まれた「二度と乗れない幻の廃線風景」の見どころなどをお伝えします。

異例のロングセラー!『呑み鉄本線・日本旅』が5刷重版

「富山地方鉄道、黒部峡谷鉄道を呑む!」より(画像:KADOKAWA)

株式会社KADOKAWAから2025年2月に発売された書籍『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』が、売れ行き絶好調につき5刷となる重版の決定が発表されました。本書は、鉄道好きとして知られる俳優の六角精児さんが全国のローカル線を巡り、地元の酒と美味を堪能するNHK-BSの人気番組を書籍化したものです。

「富山地方鉄道、黒部峡谷鉄道を呑む!」より

2025年4月の番組放送開始10周年を記念して刊行され、定価は1,760円(税込)となっています。番組開始から2024年12月までに放送された全37コース(38回)を完全網羅しており、番組の10年の歴史がこの一冊に凝縮されています。

詳細マップとインタビューで深まる「呑み鉄」の世界

「釧網本線を呑む!」より

本書の大きな魅力は、旅の行程を時系列に沿ってプレイバックできる詳細な構成にあります。例えば、富山の旅では「電鉄富山駅⇒宇奈月温泉駅」といった移動ルートとともに、立ち寄った店や酒蔵の情報が詳しく掲載されており、実用的な旅行ガイドとしても活用できます。さらに、コースマップには番組内で使用されたBGMの情報まで記載されているというこだわりぶりです。

また、六角精児さんへの「ローカル線」「酒」「音楽」の3ジャンルにわたるインタビューや、番組ナレーターを務める壇蜜さんのコメントも収録されており、ファン必見の内容となっています。

六角精児さんのインタビューも(画像:KADOKAWA)

廃線巡りのバイブルとしての価値

注目したいのは、本書が単なる紀行本ではなく「鉄道の歴史を記録」する存在になっている点です。10年という歳月の中で、本書に収録されている路線の中には、すでに廃線・廃駅となってしまった場所が数多く存在します。
例えば、北海道の夕張支線や留萌本線の一部、九州の肥薩線(一部不通区間含む)など、かつての活気ある姿を誌面で偲ぶことができるのは、鉄道ファンにとってかけがえのない価値といえます。
「呑み鉄」という独自の視点を通して、地方の鉄道とその沿線にある暮らしの一端を記録し続けることの重要性を、この書籍のヒットは物語っているのではないでしょうか。

この書籍は、六角精児さんの番組を伝えるというだけではなく、訪問したお店や酒蔵の情報を掲載した旅行ガイドとしての機能を充実させたことや、10年の歴史の中で今では廃線・廃駅となった場所も掲載することで当時を偲びながら楽しめるというところが、ヒットの理由になっているようです。
テレビで観たあの風景を、自分自身の足でたどってみたくなる『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。今度の週末は、本書を片手に、あなただけの「呑み鉄」の旅へ出かけてみませんか?
(画像:株式会社KADOKAWA)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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