西武10000系「ニューレッドアロー」特急「小江戸」
西武10000系「ニューレッドアロー」

動画配信サイトや生成AIサービスなど、定額料金で利用する「サブスクリプション」が広がっています。こうした動きは鉄道業界にも。
西武鉄道は新宿線の特急列車を30日間利用できる「レッドアローサブスクパス」を2026年8月24日から発売します。対象は西武新宿~本川越駅間で、8月31日から11月30日までの平日に、対象列車の中から1日2列車まで利用できます。

対象列車

【平日・下り 西武新宿⇒本川越方面】
小江戸1号~小江戸21号、小江戸41号~小江戸51号(小江戸23号~小江戸39号は対象外)

【平日・上り 本川越⇒西武新宿方面】
小江戸16号~小江戸58号(小江戸2号~小江戸14号は対象外)

利用方法

(1)EMot オンラインチケット (レッドアローサブスクパス購入ページ、24日5時からアクセス可)で利用開始日・プランを選択して購入。利用開始日は購入当日から7日先までの平日から選択でき、選んだ日から30日間有効です。11月2日を利用開始日に設定した場合は29日間となります。

(2)乗車当日は、乗車する列車情報(時刻・発着駅・座席)を選択し、当日出発する対象列車の特急券に引き換えます。満席の場合は利用できず、乗車駅の発車予定時刻3分前を過ぎると引き換えできません。

(3)引き換えた列車に乗車します。もし係員から特急券の提示を求められた場合は、(2)で引き換えたサブスク特急券を提示すればOK。また、乗車には特急券とは別に、定期券や交通系ICカードなどの乗車券が必要です。利用できるのは購入者本人のみで、譲渡や共有はできません。こども料金の設定はありません。

「レッドアローサブスクパス」の料金は利用区間の通常の特急料金に応じて設定されます。西武新宿~所沢駅間は通常の特急料金が500円で、5000円プランが対象です。所沢~狭山市駅間は通常400円で、4000円プランとなります。

西武レッドアローサブスク料金プラン
西武レッドアローサブスク料金プラン
西武レッドアローサブスク 参考特急料金
新宿線特急の料金区間

およそ11回程度の乗車で特急料金分の元が取れる計算ですが、朝の通勤ラッシュ時間帯の本川越⇒西武新宿方面や、夕方の西武新宿⇒本川越方面の列車は対象外。時差出勤される方や、ラッシュ時間帯以外で新宿線を頻繁に利用される方におすすめです。

西武鉄道は「近年、リモートワークとオフィス出社を組み合わせたハイブリッドワークや時差通勤など、お客さまの働き方やライフスタイルは多様化しています。こうした新しい移動ニーズにお応えするため、日中やオフピーク時間帯の移動を『必ず座れる』快適な時間へと変える新たな選択肢をご提供いたします。混雑を避けたゆったりとした移動空間を定額でご提供することは、西武鉄道として初めての試みとなります」としており、社会環境の変化やテレワークなど新しい生活様式の定着を見据えたサービスと言えるでしょう。

その他、詳細はEmotの「レッドアローサブスクパス」ページに掲載されています。
https://www.emot.jp/seibu_subscription.html?channel=main

特急を定額で利用できるサービスは、JR北海道の指定席向け「特急e-Pass」や、JR西日本の「SUWALOCAサブスクパス」などもあります。

特急レッドアローの歴史

「レッドアロー」の歴史は1969年にさかのぼります。西武秩父線の開業と同時に、西武鉄道初の特急車両となる5000系「レッドアロー」が池袋~西武秩父駅間で運行を開始しました。5000系は1970年度の鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞しています。

1993年12月には、5000系の後継となる10000系「ニューレッドアロー」が新宿線に登場。西武新宿~本川越駅間の特急「小江戸」として運行を始めました。翌94年には池袋線にも投入され、5000系は95年に定期運行を終えました。

新宿線では現在も10000系「ニューレッドアロー」が「小江戸」として運行されています。西武鉄道は2027年春、新車両「トキイロ」の定期運行開始にあわせ、10000系の現在の定期運行を終了する予定です。1編成はリニューアルし、28年度から新宿線の観光特急として運行する計画です。

【参考】【初日レポ】新型特急「トキイロ」の座り心地は? 当日券も登場「西武・鉄道博覧会2026」所沢駅徒歩1分の涼しい屋内で昭和~令和の歴史を学ぶ https://tetsudo-ch.com/13035330.html

(画像:西武鉄道)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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