一面を真っ赤に染める、国営ひたち海浜公園のコキア。見頃となる10月にあわせて、首都圏の5方面から最寄りの勝田駅まで乗り換えなしでアクセスできる臨時特急「絶景赤コキア号」の運転が行われます。普段は複数回の乗り換えが必要な高崎や川越、高尾、青梅、平塚エリアから直通で向かえるため、重いカメラ機材を持った人や、小さな子ども連れの家族も気軽に移動できます。全車指定席のため、秋の行楽シーズンに発生しやすい周辺道路の渋滞を避け、確実に座って快適な旅を楽しみたい人に最適なアクセス手段です。この記事では、コキアの見頃時期をはじめ、各方面から出発する列車の運転日、鉄道ファンも注目の使用車両、そして指定席チケットを確実に予約するためのポイントを詳しく解説します。

コキアの例年の見頃は?

国営ひたち海浜公園のコキア (写真:一般財団法人 公園財団)

8月中旬から9月下旬までは鮮やかな緑のコキアが観賞でき、10月上旬になると緑と赤のグラデーションに変わっていきます。見頃は10月中旬頃で、丘一面を真っ赤に染め上げる様子は見事の一言。10月下旬になると、赤煉瓦のような赤茶色へと移り変わっていきます。赤と茶色が織りなすグラデーションを楽しんだ後、10月下旬から11月初旬には、秋の終わりを告げるかのように黄金色へ変化していきます。

特急「絶景赤コキア号」が首都圏5方面から最寄り駅へ

高崎・川越・高尾・青梅・平塚から勝田駅へダイレクトアクセス

ひたち海浜公園の玄関口となる勝田駅へ、普段は乗り換えが必要なエリアから直通運転を行うのが特急「絶景赤コキア号」。今年は高崎、川越、高尾、青梅、平塚の5つの方面からそれぞれ設定されています。たとえば高崎発の列車なら、高崎 07:13発~勝田 10:21着のダイヤで運行。重たいカメラバッグやピクニックの荷物を抱えての階段の昇り降りは、意外と体力を奪われます。「絶景赤コキア号」を利用すれば、指定席に座って車窓を眺めながら駅弁を味わっている間に最寄りの勝田駅へ到着します。

「絶景赤コキア高崎号・川越号・高尾号・青梅号・平塚号」運行情報

注目の車両は平塚発はE657系、他4方面はE653系

E657系(画像:Pixta)

移動のワクワクをさらに高めてくれるのが、各方面を走る車両のラインナップ。「絶景赤コキア平塚号」は、普段常磐線特急「ひたち」「ときわ」として活躍するE657系が10両編成で運行します。あのシャープな顔立ちの交直流特急形電車が、東海道線を堂々と駆け抜ける姿。想像するだけで少しテンションが上がりますよね。

E653系(画像:Pixta)

一方、高崎・川越・高尾・青梅からの列車には、丸みを帯びたフォルムが愛らしいE653系7両編成が登場。かつて常磐線を彩った名車両に揺られながら向かう秋の鉄道旅は、目的地に着く前からの気分を最高に盛り上げてくれます。

勝田駅から公園までのアクセス

最寄駅からのアクセス(「国営ひたち海浜公園」公式サイトより)

勝田駅東口からは、茨城交通の路線バスで海浜公園西口まで約15分、海浜公園プレジャーガーデン前まで約25分、海浜公園南口まで約30分です。コキアの見頃時期には例年、勝田駅から国営ひたち海浜公園西口行きの直行臨時バスが頻発するため、特急を降りた後のアクセスもスムーズです。

10月の週末運転に向けて指定席チケットはまもなく発売開始

コキアがもっとも鮮やかに色づく10月の週末を中心に運転される「絶景赤コキア号」は、全車指定席となっています。ふらっと駅に行って乗れるわけではないので、事前のチケット確保が必須。運転日1ヶ月前の午前10時から、全国のみどりの窓口や指定席券売機、そして「えきねっと」で発売します。毎年この時期、ひたち海浜公園に向かう直通特急は非常に人気が高く、あっという間に席が埋まってしまうことも。カレンダーをチェックして、希望の座席を早めに押さえましょう。

2025年紅葉シーズン終盤の「みはらしの丘」

窓の外を流れる秋の風景と美味しい駅弁を味わい、降り立った先で待つのは、視界を埋め尽くす真っ赤なコキアの絨毯。日常の喧騒から離れ、心まで鮮やかに染まる秋の休日を「絶景赤コキア号」で叶えてみませんか? 毎年人気の列車ですので、カレンダーをチェックして早めの座席確保をお忘れなく!

(画像:JR東日本/一般財団法人 公園財団)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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