東京駅八重洲口の景色を大きく変える再開発プロジェクトの集大成として、新施設「YAESU CORE(ヤエス コア)」2029年1月末に竣工します。約2万平方メートルの広大な敷地には、約50店舗の商業施設や最新鋭の大型劇場、そして国内最大級へと進化する「バスターミナル東京八重洲」の最終エリアが誕生。東京駅と京橋駅が完全な「地下直結」で結ばれ、天候を問わずシームレスな移動が可能になります。これまで点在していた施設が地下ネットワークで繋がることで、新幹線から高速バスへの乗り換えや、旅行前後のスキマ時間の過ごし方はどう劇的に進化するのか? 本記事では、私たちの旅や移動を根底から変える八重洲エリアのロマン溢れる全貌を紐解いていきます。

「CORE」ロゴに込められた八重洲の未来

「YAESU CORE」ロゴマーク

施設名称の決定に合わせて公開されたロゴマークは、中心核や生命の根源である「CORE」をモチーフに、新たな交流や価値創造が生まれる様子を表現しています。カラーには品格と上質さを感じさせる「リッチゴールド」を採用。東京八重洲エリアの新たな象徴として、100年先まで長く親しまれる存在になってほしいという熱い想いが、この洗練されたデザインから伝わってきます。

東京駅と京橋駅をシームレスに結ぶ巨大結節点に

外観イメージパース(外堀通り側)と用途断面図(東京駅側)。東京ミッドタウン八重洲、八重洲地下街、京橋エドグランを地下通路で結び、東京~京橋駅周辺の回遊性を向上

東京駅徒歩3分・京橋駅徒歩2分の地下直結ルート

YAESU COREの計画地(画像:阪急阪神不動産)
YAESU COREの計画地

YAESU COREの最大の強みは、なんといってもその圧倒的なアクセス性。JR東京駅の八重洲口から徒歩約3分東京メトロ銀座線京橋駅から徒歩約2分という立地を誇ります。
特筆すべきは、これらの駅とすべて「地下直結」で結ばれること。真夏の猛暑日でも、ゲリラ豪雨のなかでも、スーツケースを引きながら一切濡れることなく移動が可能。天候に左右されない地下ネットワークが完成します。隣接する「東京ミッドタウン八重洲」と地下空間でシームレスに繋がり、その隣の「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」とともに八重洲エリア全体の回遊性が飛躍的に向上。東京駅前3地区再開発の集大成と呼ぶにふさわしいエリアが誕生します。

【参考】東京駅直結・八重洲の新ランドマーク「TOFROM YAESU TOWER」9/10開業! 雨に濡れないバスターミナル直結でスキマ時間が充実(※2026年7月掲載)  https://tetsudo-ch.com/13032819.html

約50店舗の商業施設と八重洲ブックセンターの復活に期待

商業施設1階 屋内広場(イメージ)

地下1階から地上3階にかけては、約50店舗からなる商業施設が開業予定。隣接する東京ミッドタウン八重洲と合わせれば、実に100店舗を超える広大な商業空間が広がります。
そして活字中毒の皆様、朗報です! かつて八重洲のシンボルとして親しまれた大型書店「八重洲ブックセンター」が、このYAESU COREに新店舗を構える計画が発表されました。新幹線の乗車時間までの隙間時間。地下通路をサッと歩いて最新の書籍を手に入れ、こだわりのカフェでコーヒーをテイクアウトして乗り込む。そんな時間の過ごし方が、ここでなら容易に実現できそうです。

国内最大級へ進化する「バスターミナル東京八重洲」の全貌

全20バースが稼働!地方都市とのアクセス拠点がいよいよ完成

第1期エリアとして2022年に開業した「バスターミナル東京八重洲」地下B(画像:鉄道チャンネル)

交通網を愛する者として絶対に外せないのが、バスターミナルの進化。2022年「東京ミッドタウン八重洲」地下に第1期エリア(地下B)、2026年「TOFROM YAESU」地下に第2期エリア(地下A)と段階的に開業している「バスターミナル東京八重洲」ですが、第3期エリアとしてYAESU COREの地下に新たな7バース(乗降場)が整備されることで、いよいよ全体完成を迎えます。
周辺の3地区をあわせた乗降用バース数は合計20、面積は約2万1,000平方メートルにも及び、日本最大級の高速バスターミナルとして完全体へ。これまで東京駅周辺の路上に点在していた高速バス乗り場が地下の快適な空間に集約され、案内サインも統一されます。

新幹線から高速バスへ。地下で乗り継ぎが完結

この巨大バスターミナルが東京駅直結の地下ネットワークに組み込まれる意味。それは、新幹線や在来線から高速バスへの乗り継ぎが極限まで最適化されるということです。大きな荷物を抱えて横断歩道を待ち、雨風に晒されながらバスを待つ苦労はもはや過去のもの。駅の改札を抜けたら、空調の効いた地下通路を歩いてそのままバスに乗車できる動線設計により、移動のストレスを軽減します。

ビジネス拠点としての巨大オフィスフロア

10階オフィスロビー(イメージ)

11階から38階に広がるオフィスエリアは、1フロアあたり約6,300平方メートル超という桁違いのフロアプレートを備えます。これほどの広大な空間が東京駅直結の立地に誕生することは、企業の全国展開やグローバルなビジネス交流を強力に後押しするはず。
最新の設備スペックに加え、10階には開放的なスカイロビーも配置され、働く人々にとっても快適で刺激的な環境が整えられています。

約1,300席の本格劇場を新設!

外観(有楽町駅側)と劇場ホワイエ(外堀通り側)(画像:阪急阪神不動産・イメージ)

「YAESU CORE」は、ただ便利な交通拠点にとどまりません。3階から6階には約1,300席を備えた最新設備の劇場を新設します。運営を担うのは、数々の名作を手掛けてきた梅田芸術劇場。ミュージカルや演劇、宝塚歌劇からコンサートまで、世界に発信できる上質なエンターテインメントを東京駅の目の前で連日上演します。
遠方から新幹線で上京し、駅直結の劇場で観劇を満喫する。終演後も時間を気にせず余韻に浸れる。この立地だからこそ叶う、新しい観劇スタイルが定着していくでしょう。

「東京駅前に暮らす」新たな選択肢

40階から43階の高層階には、1泊から中長期滞在まで対応するサービスアパートメントが入居します。これまではビジネスマンが慌ただしく行き交う「通過点」のイメージが強かった八重洲エリアですが、商業施設、エンタメ、そして上質な滞在機能が揃うことで、世界中から人々が訪れ、滞在し、交流する「目的地」へとその役割を大きく変えようとしています。

次々と新たなパズルが組み合わさり、壮大な完成図を見せつつある八重洲エリア。2029年、東京駅前がどのように生まれ変わるのか。今からその日を迎えるのが待ちきれません。次に東京駅を訪れるときは、少しだけ足を止めて、足元に広がる地下ネットワークの広がりに思いを馳せてみませんか?

(画像:三井不動産)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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