中央線の電車が終点の高尾駅に滑り込む直前、車窓左手に見えた沖電気八王子工場――。この工場跡地に、八王子市最大級のショッピングセンターが開業します。大和ハウス工業が手がける「iias(イーアス)高尾」。6月22日にオープンします。

イーアス高尾は、核テナント5店舗、モール専門店115店舗の120店舗を組み合わせた大型複合商業施設で、中央線・京王線 高尾駅から徒歩6分。中央線と京王線の線路にはさまれた土地に展開します。同社はこの施設のポイントとして「八王子市最大級のショッピングセンター」「住・商一体の複合開発事業」「環境に配慮したショッピングセンター」「大和ハウスグループの総合力を活かした施設運営」などをあげています。

「開発コンセプトは『ちょうどいいが、心地いい』。『ちょうどいい距離感や空間づくり』により、心地よい環境を演出し、子育てファミリーからアクティブシニアまで、地域に密着したショッピングセンターを目指します」

ADVERTISEMENT

八王子市は現在、人口約56万人。2015年4月に東京都で初めて中核市の指定を受けた地で、東京都内の市町村では人口トップ。市とその周辺部も含めると、23の大学などがあり、約11万人の学生が居住する有数の学園都市という一面もあります。

こうしたキャラクターを持つ八王子を盛り上げようと、スポーツコメンテーターの田中雅美さんや、自転車タレントのチャーリー礒崎さん、モデルの仲川希良さん、料理研究家の大久保晴美さん、フラチナリズムのベース タケウチカズヒロさんが、チームTAKAOを結成。イーアス高尾の秋祭り「TAKAOフェスタ2017」(9月開催)の各種リーダーを努めます。

5月16日には、その決起集会が市内で行われ、仲川さんは「中央線の電車で高尾へ向かうと、だんだんと緑が増えていくのを実感して、リュックを背負った人たちがカラフルで、うれしくなります」と、イーアス高尾の高野匡哉支配人は「わたしも八王子出身でいまも八王子に住んでいる身。電車に乗って、沖電気の工場が見えてくると、なぜかホッとした。そのホッとする場として、イーアス高尾が新たなアイコンになればいいですね」と話していました。