阿下喜駅に向かいます

三岐鉄道北勢線270系電車のパンタグラフ。

車内はロングシート、車長は特殊狭軌(762mm)用車両としては最長の15.6mです。車幅は2.11m、車高は3.67m、自重は15.9トン。狭軌(1067mm)通勤型電車の標準形となった旧国鉄103系の全幅が2.83mですから70cmほど狭いのですね。

女性がきちんと座って、こんな感じです。

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阿下喜行が出発しました。隣を狭軌のJR西日本関西本線が走っています。その向こうは標準軌の近鉄名古屋線です。

こうして線路をみるととてもスリムです。乗り心地は、最新の電車に比べれば若干はプリミティブな感じもしますが、悪くないです。揺れもひどくはないです。

線路脇の花に眼がゆきます。雨が降っていると奇妙に静かな雰囲気になります。

馬道駅、相対式2面2線です。1914年(大正3年)北勢線の駅として開業しました。

270系電車と列車交換。赤信号が写り込んでいます。

西別所駅に停車した後は蓮花寺駅。1914年(大正3年)北勢線の駅として開業しましたが2008年に130m阿下喜方向、桑名市在良地区市民センター隣接地に移転されました。それによって無料駐車場(31台分)・駐輪場(44台分)が整備されています。

在良駅でも列車交換。今度は停車して上り列車を待つのでホームに出て写真を撮ります。駅名標。1914年(大正3年)北勢線の駅として開業です。

これが乗っている阿下喜行。後に東名阪自動車道路が通っています。

西桑名行が来ます。車体に比べてパンタグラフの高さが目立ちます。

星川駅の次は七和駅です。島式ホーム1面2線で列車交換をします。

西桑名駅で最初に見かけた200形電車です。

阿下喜側は270系277号車です。三重交通色が良いですね。

雨がやみません。【私鉄に乗ろう 11】三岐鉄道 北勢線 その3〜 【私鉄に乗ろう 12】四日市あすなろう鉄道 その1 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)