JR神田駅に鉄道ファンの新たな憩いの場、登場――。神田駅北口改札前、東京メトロ銀座線ホームへと続く途中に、たった13席だけのカウンターバー空間「神田鐵道倶楽部」が6月から営業をはじめました。

手がけたのは、日本食堂を前身とする、日本レストランエンタプライズ。鉄道好きがターゲットの店内には、SLみなかみ号などで活躍するD51形蒸気機関車のナンバープレートや、行き先表示サイドボード、テールランプ、カンテラなどがぎっしり詰まっています。

営業時間はランチタイムが11:00~15:00、バータイムが15:00~22:30、ラストオーダーは22:00。全席禁煙で土曜・日曜・祝日は定休日です。

ランチタイムには、ブルートレイン食堂車などのメニューにあった食を復刻。「昔懐かし食堂車のカレーライス」(680円)は、「北斗星」で実際に使用していた食器で出てきます。

また、新幹線の終着駅をイメージした神田鐵道倶楽部オリジナルカクテルは、東京と到着駅を結ぶ「新幹線と乗客の想い」を込めて開発。新潟駅~とき、山形駅~つばさ、新青森駅~はやぶさ、秋田駅~こまち、長野駅~あさまという具合に「地元の人にはなじみ深い飲料などを使っている」と伝えていました。こうしたカクテルのほかに、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ ビール」なども楽しめます。

さらに会計も列車旅を想わせる演出が。チェック時、新幹線特急列車車内販売で実際に使用されているHHC(ハンドヘルドコンピュータ)を使用。「店にいながら車内販売の気分が味わえます」(同社)。