両親が関西出身だったので小学生3年生の夏休みまで(その年の10月に東海道新幹線が開業しました)、夏休みは6時間半かけて国鉄初の電車特急・東海道本線「特急こだま」で東京・大阪を往復しました。大船では停車しないのですが、特急と言っても貨物列車や普通列車の間隙を縫って走るので、もちろん新幹線の様なスピードはでません。最高速は110km/hに過ぎなかったのです。小学生の筆者は車窓から巨大な観音像を見て畏怖を感じたものでした。小学校4年生からは新幹線に乗る様になったので大船の観音さんを見る機会はなくなりました。

その大船駅の東海道線下りホームに大船軒があります。大船軒と言えば「鰺の押寿し」で有名ですが地元出身の友人に言わせると「高校時代から専ら駅そばでの付き合い」だったそうです。

現在の駅そば大船軒はNREとの合弁会社で独自性は薄れつつあります。でも大船駅のホームでは大船軒です。汁も「あじさい系」に比べれば幾分甘めです。6時半から営業しているのがエライ!

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かき揚げそば、380円です。

美味しくいただきました。

横須賀線の車窓から見える観音さまです。

(写真・記事/住田至朗)