※画像はウィキペディアより

実は「EKISOBA 5」でこのお店を一度取り上げています。迂闊にも「そばいち」がNRE(日本レストランエンタプライズ/JR東日本の系列会社)の経営であることを知りませんでした。NREの駅そばではマジョリティーの「いろり庵きらく」よりも価格設定が10円程高いのですが、その分そばは茹でたてを出してくれます。ここがポイントだったのです。

先回は「ひやしかき揚げそば」を食べましたが430円と暖かいかき揚げそばと同じ値段でした。「そばいち」では客のオーダーを聞いてからそばを茹でます。茹でた麺は必ず水にさらします。ですからそのまま冷やしそばにすることができるので「冷やし」料金が不要なのです。

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「いろり庵きらく」の場合は茹で麺をいったん温めた後さらに水で冷やすので一手間増えます。それで「冷やしかき揚げそば」が460円なのです。同様に「ざるそば」は330円です。「そばいち」なら海苔は載っていませんが茹で立ての「もりそば」が300円なのです。

今回は「鴨そば」(500円)に「大盛り券」(120円)です。

そばは茹で立てなのでコシがあって美味しいです。620円は駅そばにしては少々高い様な気もしますが、十分にリーズナブルだと思います。

店内は前に書いた様にとても清潔です。女性駅そばファンが増えると良いですね。

奥には座席もあるのでゆっくり食べるには良いです。

「そばいち」は新宿駅南口改札内や神田駅北口改札内、千葉駅3階改札内などにもあります。朝は7時からやっています。

余談ですが、昔から「ざるそば」と「もりそば」が海苔の有無でどうして値段が違うのか不思議だったのです。気になったので調べてみました。本来はそばの「つけ汁」が「ざる」と「もり」では異なるのですね。「ざる」の方が高級な「つけ汁」が使われているのです。でも、特別に高級な蕎麦屋を除けば、同じ「つけ汁」が出てくる様な気がします。

(写真・記事/住田至朗)