インド高速鉄道に関する第5回合同委員会が都内で開かれ、日本側の共同議長を務める和泉洋人内閣総理大臣補佐官を団長とし、田端国土交通審議官のほか、関係各省(外務省、財務省、経済産業省)の局長級などが出席。インド側代表団には、パナガリヤ行政委員会副委員長(インド側の共同議長)を始め、鉄道省、高速鉄道公社などの関係各省・機関の上級職員が出席しました。

日本政府は、ムンバイ~アーメダバード間の高速鉄道に、日本の新幹線システムの導入実現に向け、引き続き両国間で取り組んで行く考え。安倍総理は、新幹線システムの導入を前提に「資金面・技術面・運営面での支援」を提供する用意があると表明。日印共同調査によれば、ムンバイ~アーメダバード間の高速鉄道は、専用軌道による標準軌で、駅数は12駅、営業最高速度は320km/h、総事業費は9800億ルピー(約1兆8000億円)を予定しています。

インドの高速鉄道構想は、人口1200万人のムンバイと、560万人のアーメダバードを結ぶルートをはじめ、デリー(1100万人)を中心としたルート、ハイデラバード(680万人)とチェンナイ(470万人)やバンガロール(840万人)を経るルートなどが計画されています。