7月22日に開業する東武ワールドスクウェア駅(東武鬼怒川線)が、姿を見せ始めました。どんな位置に、駅舎がどう構えるか、2枚の写真から想像してみましょう。

まずは東武ワールドスクウェア駅の周辺から。南北に走る東武鬼怒川線を基準に、東側に国道121号「会津西街道」、東武ワールドスクウェアが、西側に神戸製鋼所健康保険組合鬼怒川けごん荘、鬼怒川、さらに高台に国道121号「鬼怒バイパス」があります。

急勾配・急カーブが続く、鬼怒川線の新高徳~小佐越~東武ワールドスクウェア~鬼怒川温泉~鬼怒川公園~新藤原の間は、鬼怒川の河岸段丘がつくる谷間に線路が敷かれています。

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新駅の住所は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原334-10。新駅ホームは、1枚目の写真の右手に見える、三角屋根の小さな家屋の先、写真右手を行く国道121号「会津西街道」と鬼怒川線の線路の間に置されます。

ホーム南端が、この家屋の脇に設置されている「鬼第33号踏切」です。写真でわかるとおり、新駅ホームは緩やかなカーブの途中に置かれる格好です。

では、駅舎はどこに構えるでしょう。新駅の駅舎は、国道121号「会津西街道」沿いに設置されている自由ケ丘バス停(日光交通ダイヤルバス)付近に設置されるようです。2枚めの写真で、2台のショベルカーが置かれているエリアに駅舎が建つイメージです。

写真は新駅の基礎工事中を切り取ったものですが、駅舎やホームが建つ右手の電柱は撤去される前のもの。左手に新たな鉄骨造の架線柱が見えます。

東武鉄道が発表した「7月22日以降の「東武ワールドスクウェア駅」停車列車一覧と発着時刻」を見ると、ユニークな最終列車が設定されていることに気づきます。

同駅の浅草・下今市方面最終列車は、SL「大樹」が運行される日に限り、このSL列車が上り最終列車になります。18時03分発の普通列車を逃した場合は、700m先の小佐越駅まで歩くか、バス・タクシーを利用するか、SL座席指定券(750円)を払って18時15分発のSL列車を待つか……という選択肢があるでしょう。