西武40000系S-trainや京王5000系、東武500系リバティなど、「着席」を売りにする最新モデルには、座席にコンセントがついてスマホユーザーやノートPCを持ち歩く乗客に受けています。

首都圏のロングシート車には、車両基地などで車内清掃するさいに使うコンセントなどが、1両に1口つく形式もありますが、このコンセントは基本的に「使ってはいけません」「使用NG」です。

ではこの先、こうしたロングシート車に乗客向けコンセントがつく可能性はあるか。ロングシート通勤車にコンセントを設置する場合、どこに設けるか……。

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最近の通勤型車両は、座席と頭上の荷物棚の間を、複数のスタンションポールが結んでいます。このスタンションポールに、路線バスの降車ボタンのように設置されるのもイメージできます。また、荷物棚やさらにその上の吊革が垂れるポールにコンセントをつければ、立席客もコンセントを利用できそうです。

ロングシート通勤者にコンセントがつくのが先か、スマホやノートPCのバッテリー駆動時間が長くなるのが先か。また、充電時間が飛躍的に短縮されるか……。こうした技術進化や設備拡充で、車内のスマホ・PC利用風景も変わってきそうです。