ホントは終端駅じゃないのかな

中央前橋駅から1kmでJR前橋駅があります。厳密には終端駅ではないかもしれないですね。
上毛電鉄のもう一方の終端西桐生駅もJR桐生駅から500mも離れていません。西桐生の駅舎は1928年(昭和3年)の開業から使われている古い建物で国の登録有形文化財です。

西桐生から50分ちょっとで中央前橋に到着します。

中央前橋駅のホームは頭端式3面3線です。筆者は小学校・中学校・高校・大学の期間、京王井の頭線沿線で過ごしたので上毛電鉄で使われている700形(元京王電鉄3000系)がものすごく懐かしくて、それで上毛電鉄に乗りに行ったのでした。

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西桐生駅が開業時のままであるのに対して、中央前橋駅は戦時中に空襲で初代駅舎が焼失してしまいました。その後「上電プラザ」という駅ビルが作られボウリング場が設置されました。ボウリング場というのが再建された1971年(昭和46年)という時代を感じさせます。この駅ビルも2000年(平成12年)に現在の総ガラス張りの新しい駅舎に建て替えられました。つまり現在の中央前橋駅は3代目なのです。

中央前橋駅からJR前橋駅までは約1kmあります。駅前からレトロなデザインのシャトルバスが上毛電鉄の列車到着に接続してJR前橋駅まで100円で結んでいます。この写真はシャトルバスの車中からの1枚です。

5〜6分でJR前橋駅に到着しました。これがレトロデザインのシャトルバスです。

これは既に書いていますが、2006年(平成18年)の映画「暗いところで待ち合わせ」の予告編で懐かしい京王井の頭線3000系を見て、本当にビックリしてしまったのです。その時まで上毛電鉄をほとんど知らなかったのです。そして2016年末に初めて上毛電鉄に乗りに来たのでした。

(写真・記事/住田至朗)