【終端駅 30】上信電鉄 下仁田駅

2017.07.30

高崎から33.7km 61分で下仁田到着

ずいぶん広々とした構内だなぁ、というのが第一印象。貨物営業をやっていた時代の名残の様です。頭端ホーム1面2線です。

正面には山塊があって、かつてはこの先線路を延伸してJR小海線の羽黒下駅(信濃)に至る鉄道が構想された故に上信電鉄と名付けられたというのですが「昔の人は気宇壮大だったんだなぁ」と全く感心しちゃいます。実際に南側の武州街道(国道299号線)を秩父から小海線の海瀬駅(羽黒下の一駅南)までクルマで走ったことがありますが、ハッキリ言って山また山で腕が怠くなる程カーブが延々と続きます。景色は良いのですが集落も少なく、落石が酷くて国道の一部は迂回路を通る様になっていました。山々の間には殆ど平らな場所が無いので鉄道を敷くには凄まじい労力と費用がかかると思います。

駅員さんがお出迎えです。駐輪場?不思議な場所に自転車が置かれています。

1番ホームに着きました。2番ホームに停まっていた上信電鉄150形舐めで終端部。

ホームの突き当たり右側に駅舎があります。

駅舎の中から改札方向を見ています。1897年(明治30年)に開業した古い駅で風情があります。

駅舎外観。1999年(平成11年)関東の駅100選に選ばれています。

ホームに戻ると高崎から乗ってきた上信電鉄200形が側線に移動されていました。以前はタブレット交換があったために運転席(マスコン)が右側にあるという珍しい車両です。

駅名標です。

上信電鉄150形第三編成(元西武701系)に乗って高崎に戻ります。1966年(昭和41年)製の50年選手。1996年(平成8年)から上信電鉄を走っています。

往路で気がついた下仁田の手前にある廃トンネル跡を復路に撮影しました。これは上信電鉄が軽便鉄道として始まったという歴史に因みます。1924年(大正13年)に電化と改軌(762mmから1067mmへ)が行われた時に、現行の切り通し部分に線路が敷き換えられたために軽便鉄道時代のトンネルが廃棄され、そのまま放置されているのです。実に90年以上も経っています。車両に偶々上信電鉄のスタッフが同乗されていたので「あの廃トンネルは何ですか?」と尋ねましたがご存じではなかった様です。上記は帰宅してから調べて分かったのです。

(写真・記事/住田至朗)


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