京阪特急の大阪側ターミナル駅、淀屋橋。8月20日からは、座席指定特別車両「プレミアムカー」を組み入れた特急が、毎時00・20・30・50分に出発していくこの駅の地上エリアに、新たなホテルが誕生します。

「新大阪駅から地下鉄で9分、京都市内にも乗り換えなしの好アクセス」とうたう、ホテル京阪 淀屋橋。7月28日にオープンします。

その開業の2日前、報道向け説明会が行われ、ホテル京阪 松井次郎取締役営業副本部長や岡村崇史支配人が、この新たなホテルのターゲットやキャラクターについて教えてくれました。

ホテル京阪 淀屋橋は、淀屋橋駅13番出口から徒歩約5分、北浜駅2番出口から徒歩約2分。大川の左岸からひとつ路地を入った、関西一の金融街といわれる淀屋橋・北浜の静かなオフィス街のなかにあります。

地上11階、客室数210室、駐車場13台を備える同ホテルのコンセプトは「和モダンとノスタルジー」。ベッドマットレスはシモンズ社製……このあたりのスペックは、ホテル京阪 淀屋橋公式サイトをみてもらうことにして、報道向け説明会に登壇した松井営業副本部長に、同ホテルのターゲットやキャラクター、利用者像などについて聞いてみました。

「このホテル京阪 淀屋橋は、同ブランドのビジネス系ホテルとしては、天満橋、浅草、札幌に次ぐ、4番目。もともと男性の利用が多かったのですが、この淀屋橋では、シングルに加え、ダブルルームやツインルーム、ユニバーサルルームと、ラインナップを広げて、ファミリーやカップルでの利用を見込んでいます」(松井営業副本部長)

「京阪特急の始発駅で終着駅の淀屋橋に、ファミリーやカップルにも利用しやすいホテルを置くことで、男女比を男性6割、女性4割へ。女性利用の拡大も期待しています。ホテル京阪 天満橋はビジネス一色というイメージでしたが、このホテル京阪 淀屋橋は、30代ファミリーや20代カップルの利用も増えると思います」(同)

「今後も、ホテル京阪は、鉄道ターミナルに積極的に展開していきたい。東京、名古屋、大阪、京都など、主要政令都市への展開に加え、仙台や博多などにも出店を計画しています。今後の展開・計画のなかでも、この淀屋橋が、ベンチマークとなるはずです」(同)

「2020年までに15店舗をめざす」というホテル京阪。静かなオフィス街にあるこのホテル京阪 淀屋橋で、ファミリーやカップルなどのレジャー客を獲得しながら、鉄道ターミナルに隣接した新たな拠点を展開していく構えです。


ホテル京阪 淀屋橋 夜のエントランス外観。

ホテル京阪 淀屋橋 スタジオツインルーム

ホテル京阪 淀屋橋 ダブルルーム

ホテル京阪 淀屋橋 ツインルーム

淀屋橋駅を背にして見るホテル京阪 淀屋橋 の外観。

ホテル京阪 淀屋橋 の朝食。

朝食洋イメージ。

朝食和イメージ。

左から、ホテル京阪 松井次郎取締役営業副本部長、岡村崇史支配人。同ホテルのイメージキャラクターに「サラリーマン金太郎」が採用され、開業記念として原作者・本宮ひろ志氏が描き下ろした原画などを展示します。

レストランからの眺め。

淀屋橋駅を背にして見るホテル京阪 淀屋橋 の外観。

京阪淀屋橋駅を発つ出町柳行き京阪特急。