日曜日 鶴見駅発06:30の海芝浦行に乗っています

鶴見駅を出発して、北〜北西向きに進んでいたのですが、鶴見小野駅を過ぎて首都高速をくぐった辺りから鶴見線は東に向かいます。朝の6時台なので太陽光が正面から向かってきます。逆光で前面展望は全くNGです。

例えばこんな感じ。常にフールプルーフの小型デジカメを使っていますから、前面ガラスの汚れにピントが合っちゃってます。弁天橋駅ですが。

弁天橋駅で鶴見行と交換。近くの池に弁天橋があったから付けられた駅名だそうです。

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浅野駅に近づきます。正面が本線のホーム、海芝浦行は手前の分岐から右に行きます。右に曲がった場所に海芝浦支線の浅野駅ホームがチラッと見えています。

海芝浦支線の駅名標。

北西に向かうので前面展望が撮れます。新芝浦駅。芝浦製作所(現・東芝)から駅名が付けられました。

駅の側には運河が広がっています。

上りホームの駅名標。

こちらは下りホーム。運河が見えます。

ここから海芝浦支線は単線になり、右側は貨物専用線です。道路をはさんで右側に東芝京浜事業所がありますが、複数の引き込み線が見えています。この貨物専用線は東芝から出てきた貨車をJR貨物が受け取るための線路です。鶴見線の線路も東芝の私有地の上を走ることになります。

行き当たりを右にカーブすると

有名な海芝浦駅に着きます。終端部も見えます。

駅名標。簡易表示。ここも芝浦製作所(現・東芝)から駅名が付けられました。敷地がどれだけ広大か分かります。

改札口がありますが、駅の出口は、そのまま東芝の工場の門なので関係者以外は駅から出ることはできません。しかし、海(京浜運河)に接する駅として全国的にも有名なため、筆者の様に単に訪問したいために来る客も少なくありません。この日も日曜日の06:41という朝にもかかわらず数人の「訪問者」がいました。改札の左側に公園のゲートがあります。

改札から出ることのできない人たちのために東芝が1995年(平成7年)に、好意で私有地に作った私設公園が駅に隣接する「海芝公園」です。残念ながら09:00〜20:30の開園なので、この時間には入ることができません。

改札横に掲出されている海芝浦駅の時刻表。当然、東芝関係者のための駅なので朝夕の通勤時間帯に運行されています。平日午前は、9時、10時、11時台が1本、17時までは13時、15時に1本しか運行されません。今日は日曜日なので、始発の6:55発で戻りますが、やはり8時、9時、10時台が1本、12時台に1本、14時から16時台まで1本です。

ホームに戻ります。

次回は、海芝浦駅からの海の眺めをご覧いただいて浅野駅に戻ります。「【鉄の一瞥 39】 鶴見線を堪能 その3」をお楽しみに。

(写真・記事/住田至朗)