横浜の無人駅、鶴見小野の昼と夜【写真集】
「はいカメラ回ったー」
「じゃあいきましょー」
「シーン16、カット11」
「はい本っ番ーっ」
「本番っ」
「よーい、スタート!」
CM撮影の仕事でちょいちょい行く、鶴見川沿いのスタジオ。
ふだんはクルマで行って、「おつかれさまでしたーっ」で汐入ランプからすぐに首都高にのって帰っちゃう。
けど、撮影後の打ち上げや呑み会があったりすると、電車で行く。
鶴見線にのって、ふたつめ。鶴見小野。この無人駅から歩いて、スタジオまで5分。
スタ弁たべたあとの昼に、スタジオ抜け出して、駅のまわりを歩くときもある。
仕事が終わると、あたりは日が暮れていて、短いホームには家路につく通勤客。
ここでだいたい、「きょうも歩いちゃうか」ってなってほんちょう商店街を抜けて鶴見駅まで、歩く。
都心での集合時間まで、少しひまがあると、商店街の中華屋とかそば屋のとびらをがらがらがら……。
瓶ビールから、ひとつふたつ頼んで……ってやってると、あっという間に時間がすぎて、「うわやべっ、あっあのー、お会計」。
店を出て、鶴見川にふく夜風にあたって、鶴見駅。いつもこんな感じ。