【私鉄に乗ろう 23】豊橋鉄道 東田本線(市内線) その2

2017.10.25

都電以外の路面電車に乗ったのはずいぶん久しぶりでした

大学生の頃までは、京都市内や、祖父の家があった甲子園や阪神国道には併用軌道・路面電車が走っていて頻繁に利用していました。しかし1980年代に入る頃には、そのほとんどが廃止されてしまいました。学生時代の京都の思い出には市電が登場するのです。それ以降、路面電車と言えば都電荒川線、松山、広島市内、函館などで乗ったことや福井鉄道くらいしかありません。

そんなコトを考えながら豊橋鉄道東田本線は坂を登って東田坂上停留場にさしかかります。坂の上に停留場があるために付けられた駅名で地名ではないそうです。

東田坂上停留場を出ると渡り線がありました。この先の競輪場前停留場には留置線があります。そこに赤岩口の車庫から電車を運ぶための折り返し用の渡り線です。

メガワールドのラッピング、モ780形787号車とすれ違います。と、この電車が停まっている場所が東田停留場です。東田停留場は安全地帯も駅名標も無いのです。下りの停留所はこの手前。

競輪場前停留場です。ここから先は単線になります。左に分岐している先に電車の留置線があります。 ポイントで自動的に上りに入ってしまうために先程の渡り線で下りに乗り入れて留置線に入るという面倒な作業が必要です。

留置線にはモ3500形が2両駐まっていました。

復路での競輪場前停留場。正面から来た横浜ゴムラッピング電車は、上り電車が停留場を出るまで待っています。

やはり復路で撮った井原停留場。停留場の向こうで左に分岐しているのが運動公園前停留場に行く支線です。この分岐が鉄道路線で日本一急な半径11mのカーブ、このため低床型のモ800形と最新型のT1000形は通過できないので支線には乗り入れできません。

井原停留場から終点の赤岩口停留場までが、この線で最も駅間の長い700mです。

終点の赤岩口停留場です。

停留場の先に線路は延びていて、スイッチ・バックする方法で右の赤岩口分区(車両基地)に入る基地線が分岐しています。

ここまで乗って来たモ780形781号車豊橋信用金庫ラッピング電車。

赤岩口停留場の南側に車両基地があります。

左の屋根の下はモ3200形3202号車、「ビール電車」に使われた様で貸切の行先表示です。

お! 左にモ800形パト電車が居ました。その隣は運用から外れているモ3100形です。元名古屋市交通局の1400形電車を1971年に譲り受けたもの。その右は競輪ラッピングのモ3200形3202号車。右端にモ780形が2両駐まっています。手前が785号車、後が783号車ですね。

ビール電車の背後にT1000形電車が見えました。時刻表では次の豊橋駅前停留場行がT1000形だったのですが・・・。

豊橋に戻る列車が来ました。

運転士さんに尋ねたところ、T1000形は数日前に軽い接触事故で運休とのこと、先程の場所で修理していたのでしょうか。残念。

でもこの運転台を見たら、むしろこちらの豊橋鉄道モ3200形3201号ブラックサンダーの方で良かった様な気がします。何と言っても1956年(昭和31年)年製と筆者と同じ歳なのです!(笑)

最後に到着した豊橋駅前停留場の終端部です。

久しぶりの路面電車にちょっとコーフンしてしまいました。懐かしい様な、不思議な感覚でした。

路面電車、日本全国には、まだまだたくさん走っています。札幌、函館、都電荒川線、東急世田谷線、富山地方鉄道、富山ライトレール、万葉線、そしてこの豊橋鉄道東田本線、福井鉄道、京阪大津線、京福電鉄嵐山線、阪堺電鉄阪堺線・上町線、岡山電気軌道、広電、とさでん、伊予鉄道、長崎電気軌道、熊本市交通局、鹿児島市交通局です。書き出してみると、未乗の路線が多いので、これをひとつずつ乗ってゆくことを目標にします!

(写真・記事/住田至朗)


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