このやり方はとてもスマートですね

駅周辺で建物の建て替えや開発を計画・検討している方々から駅との接続を前提にした開発計画を募集する「駅周辺開発における公募型連携プロジェクト」の第5弾として、門前仲町駅、地下鉄成増駅、清澄白河駅の3駅の募集が始まります。

東京メトロの沿線に住んだり通ったりした人には分かると思いますが、全ての東京メトロの駅にバリアフリー設備が完備されているワケではありません。足を痛めて階段の昇降がキツイ時には困った経験がある方もいらっしゃることでしょう。

しかし、何と言っても「地下鉄」なので地上の出入り口付近は、多くの場合東京メトロの所有では無い土地・建物が並んでいます。1980年代になるまで、多くの地下鉄路線が建設された時代に「バリアフリー」という考え方自体が無かったでしょう。地下鉄建設において予算が剰っているなんてコトはあり得ないので、長い歴史の中で安全が確保できれば合理的に最小限の設備を作ってきたのだと思います。今さら他人の土地に建っている建物をどけて新たにバリアフリーの出入り口を作ることは現実的には不可能です。

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たまたま筆者の住んで居た丸ノ内線支線の方南町駅や東西線神楽坂駅にはバリアフリー設備がありません。方南町では引っ越す時に不動産屋さんから、神楽坂では知人のギャラリー隣のビルが取り壊されて東京メトロのバリアフリー設備ができるという噂を聞きました。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて東京メトロも頑張っているのですね。

「駅周辺開発における公募型連携プロジェクト」

「まちの顔」となるような鉄道施設の整備を推進する新たな取組みとして、東京メトロが2016年4月からスタートしました。これまで、バリアフリー施設の整備実施を検討する駅のうち13駅の開発提案を募集しています。

第5弾は「門前仲町駅1番出入口付近」「地下鉄成増駅4番出入口付近」「清澄白河駅B2番出入口付近」

①東西線門前仲町駅※トップ画像参照
江東区富岡一丁目の一部(図参照)
※門前仲町駅の1番出入口付近については、エレベーターによる接続ではなく、エスカレーターによる接続を前提とした開発提案を募集いたします。

②有楽町線・副都心線地下鉄成増駅

板橋区成増一丁目、二丁目の一部(図参照)

③半蔵門線清澄白河駅

江東区白河二丁目の一部(図参照)

募集期間は、2017年11月1日(水)から2022年10月31日(月)、募集停止や応募の詳細については公式ホームページをご覧ください。

相談窓口があります。

担当部署 東京地下鉄株式会社 まちづくり連携プロジェクトチーム 渡辺、松麿
連絡先 03-3837-7526、03-3837-7119 受付時間 平日9:30から17:00まで