【私鉄に乗ろう 27】松浦鉄道 西九州線 伊万里〜佐世保 その9(11)
佐世保に着きます
泉福寺駅。1926年(昭和元年)開業。一見、1990年グループ風に見えるなぁ、と思ったら、オリジナルの駅は1943年(昭和18年)廃止され、1989年(平成元年)に松浦鉄道によって再開業した駅だったのです。
駅名標。
佐世保市に入って街中のトンネルとか跨線橋が増えてきました。
山の田駅。ここも泉福寺と同様、1920年(大正9年)開業、1943年(昭和18年)廃止、1990(平成2年)松浦鉄道によって再開なので1990年グループですね。通過したので駅名標はありません。
北佐世保駅です。分かり難いのですが駅手前右側は駅と同じ高さの地面が広がっています。構内踏切も見えます。元は駅舎がありましたが、今は駐車場です。
盛り土の上に島式ホーム1面2線があります。というか駅の伊万里方が地表と同じ高さなのですが周囲が坂道だらけなのです。1935年(昭和10年)鉄道省の駅として開業。
MR-615号車と列車交換。
駅名標。
トンネルがいっぱいあります。右手前は元住宅?
中佐世保予告票。完全に市街地の中を走る高架線です。
中佐世保駅です。1961年(昭和36年)旧国鉄駅として開業。この駅も快速は通過しました。
中佐世保駅ホームのすぐ先に佐世保中央の駅予告票。何と200mで佐世保中央の駅なのです。鉄道線としては筑豊電気鉄道黒崎駅前ー西黒崎間と並んで最短。通過したので車内放送を聴くことができませんでした。幸い松浦鉄道のMR-600形は狂った様に飛ばすコト無く、淡々と比較的ゆっくり走ってくれますから前面展望でこの様なカットも撮れました。
ホントにすぐに佐世保中央駅。日本一長いアーケード街に接しています。
ホームの佐世保側はそのままトンネルになっています。
駅名標。1990年(平成2年)開業ですが、駅の設置された地形が特殊なためなのでしょうか、仲間の1990年開業グループの駅とは様子が違っています。乗客のほとんどがこの駅で降りてしまいました。
伊万里から155分、ようやく佐世保です。右の架線はJR佐世保線。JRとの渡り線があります。
松浦鉄道の駅はちょっと手前にあります。島式ホーム1面2線。
車両が停まっています。終端部があります。右がJR佐世保駅。
列車を降りて運転士のNさんと挨拶。Nさんは、今朝、松浦駅から5:30発の始発を伊万里まで40分間運転して、その後、筆者の乗ってきた伊万里発6:30、佐世保着9:05の列車を2時間35分(佐々駅の停車12分を含む)運転してきました。この後、休憩して、松浦まで運転して戻ると言っていました。筆者はJRに乗り換え、諫早から島原鉄道に乗ります。
筆者の乗ったローカル私鉄線の中でも松浦鉄道西九州線は沿線風景が特に素晴らしくて、コトコトとのんびり走る最高の路線でした。機会があれば、次は佐世保から伊万里、有田方面に乗ってみたいと思います。
(写真・記事/住田至朗)