乗り継ぎ待ち時間81分は長いですね

角館から乗って来たAN-8809号は急行もりよしとして角館に向かいます。

鷹巣方面を見ます。雪が降ったり、陽が射したり、めまぐるしい天気です。

漸く鷹巣から列車が到着、鷹巣行の車両になる様です。AN-8801号とAN-8803号の2両編成?

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・・・と思ったら、切り離しています。鷹巣から通学の生徒さん達用に2両で阿仁合まで来て、ここからは単機で鷹巣に向かう様です。

ホームの角館側からはANー8905号が両運転台であることがヨク分かります。オレンジのAN-8803号は阿仁合行になったままです。

9:30、鷹巣行が出発しました。阿仁合駅から阿仁前田駅間(7.8km)は1936年(昭和11年)に開業した区間です。小渕駅です。現場の写真は撮っていませんが、この約1ヶ月後に阿仁合〜小渕間で土砂災害が発生して阿仁合〜阿仁前田間が二ヶ月以上不通になりました。

小渕駅も1936年(昭和11年)開業です。駅名標。

阿仁川の支流を渡ります。カラー写真なのですが・・・。

前田南駅。2016年(平成28年)公開のアニメ映画『君の名は。』に登場する架空の駅がこの駅に酷似していると噂が広がりファンが「聖地巡礼」したそうです。無人駅ですが鷹巣・阿仁合・角館の各駅で前田南駅の硬券入場券も販売されています。

また阿仁川の支流を渡ります。カーブする鉄橋です。

阿仁前田駅。相対式ホーム2面2線です。

駅舎が温泉施設を併設。温泉に入りたい!駅の上だし、真剣に入浴を考えましたが、この列車の次の各駅停車は15:40!いくら温泉が好きでも6時間は長いし、暗くなって駅の写真が撮れなくなるので諦めました。

駅名標。前面展望なのでAN-8801号のバックミラーが写っています。この先、阿仁前田〜米内沢間(10.2km)は1935年(昭和10年)に開業した区間です。だんだん古く開業した区間になります。

桂瀬駅。

右のかわいらしいポストがある建物が桂瀬駅舎です。

米内沢駅、急に陽が射しています。現在は左の単式ホームだけが使われていますが、タブレット閉塞時代はここで列車交換をしていました。右に雪に埋もれた使われていないホーム(の屋根)が見えていますがレールは撤去されています。この駅から鷹巣15.1kmは、1934年(昭和9年)に旧国鉄阿仁合線として最初に開業した区間です。

遠くに次の上杉駅が見えてきました。

今回はここまでです。【私鉄に乗ろう 32】秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線 その6 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)