11月28日は「いい地盤の日」。

地盤ネットホールディングスは11月28日、第1回「いい地盤の日アワード」表彰式を開催。

同アワードは、「生活者が安全に豊かに暮らし続けられる住環境の創造と、災害から生活者を守る企業活動の卓越した功績」に対してを表彰。そのグランプリには、キャピタルウッズ(群馬県高崎市)が選出された。

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また、大賞には西武鉄道(埼玉県所沢市)が選ばれ、「首都圏の鉄道路線のなかでも最も地盤がいい路線」と評価された。

こうした評価は、地盤ネットが提供する事業者むけ有料サービス「地盤安心マップPRO」などで取得したデータにもとづいて選出される。

「地盤安心マップPRO」は、地盤ネットがWEB上で無料提供する「地盤安心マップ」の事業者むけ高機能バージョン。

地盤調査データの詳細(改良要不要、支持力、調査深度、自沈層、改良工事仕様)のほか、旧版地形図、航空写真による地歴、地形区分図、地質図、土壌図、地盤の液状化、地震の揺れやすさ、浸水、活断層の情報、地価情報、用途地域データなど、40項目以上の地盤・災害・不動産情報と自社物件登録機能を閲覧し、土地の仕入れやリスク検討、顧客への説明ツールとして活用できる。

西武池袋線は危険エリアゼロ

今回、地盤安心マップPROなどで取得したデータによると、「危険エリア」と評価された駅は、山手線で15駅、小田急線で17駅、東横線で13駅あったなか、西武池袋線は危険エリアがゼロ、西武新宿線は5駅と少なかった。

「東京都西部の固い地盤に路線が敷かれていることから、西武鉄道沿線は、他路線と比べても地盤安心スコアが高い点が評価された。これは他路線にはない都内唯一の評価」と西武鉄道。

「鉄道路線にも『いい地盤』が選べることや、災害時に安全な地域を選んでもらうきっかけになれば」(西武鉄道)

日本記念日協会に登録されている「いい地盤の日」は、その土地の由来や地盤の正しい知識を持つことで地震や水害などの被害を最小限におさえられることから、安心して生活できる住環境について考える機会を持ってもらうことが目的。

地盤ネットホールディングスは、「災害大国日本において安全な場所に住む重要性を思い出し、また文明の発達によりリスクゾーンに住む人が増えていること対し、『災害は忘れたころにやってくる』という警告をあらためて考えるきっかけとしてもらうために制定。『いい地盤の日アワード』は、安全な場所に住むことが重要という理念に賛同し、実績を上げた企業、団体、人物を表彰していく」と伝えている。