おいしい途中下車は鉄道旅の醍醐味 月刊『旅と鉄道』3月号は鉄道に乗って巡る途中下車グルメを特集しています

巻頭ルポは、「GOGO♪たまごっち!」シリーズなどのヒット作で知られ、鉄道エッセイまんが『おんな鉄道ひとり旅』など鉄道関連の著書もある漫画家・YASCORNさんが、山陽本線の神戸から門司を2泊3日で旅しました。兵庫・岡山・広島・山口・福岡と5県をJR山陽本線に乗って途中下車しながら、郷土料理の人気店や海鮮市場、商店街などで海の幸を食べまくる圧巻の旅ルポです。さらに広島の大人気駅弁「あなごめし」についての描き下ろし漫画も掲載。

海の幸の山陽本線に対し、山の幸なら奥羽本線でしょう。東北にくわしい『旅と鉄道』編集部員の2名が、福島から青森まで途中下車を繰り返しながら、リレーで結ぶグルメ旅をルポ。484.5キロを新幹線や特急を使わずのんびりゆったりぶらり旅です。米沢牛のすき焼きに山形の芋煮、比内地鶏のきりたんぽ鍋、秋田の地酒に青森りんごのスイーツなど、身も心もあったかくなるおいしいものたちとの出会い。どんこう列車に揺られての気ままな途中下車旅を提案しています。

「その土地のおいしいものは市場で探せ」が鉄道グルメの常道。旬のものを新鮮に、安く味わえる市場は途中下車グルメの最適スポットです。お店や食堂のおばちゃんたちと会話をしながらおいしいものを見つける喜びは最高のもの。おいしいものがあふれ、訪れる人をみな笑顔にしてくれる市場へ駅から直行!

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街場のグルメ散歩には路面電車がピッタリ。ぶらり気ままに乗り降りができ、1日フリー乗車券の設定がある路面電車は、日帰り食べ歩き旅に最適。

関東では都電荒川線、関西では阪堺電気軌道が沿線においしいスポットが目白押し。ノスタルジックな駄菓子屋や食堂、甘味処に喫茶店、メインディッシュは串カツに名物鍋と盛りだくさんの食い倒れ旅を誌面でも満喫できます。

知らなかったおいしいものと出会うのが鉄道旅の醍醐味です。ふと降りた駅や町でそんな出会いを探して歩いてみませんか。釧網本線、伊豆急行線、万葉線、飯田線、天竜浜名湖鉄道、高山本線、木次線、日豊本線――全国の厳選8路線からおすすめの鉄旅グルメがピックアップされています。冬旅はもちろん、春旅の参考にも。  

この他にも
・鉄道ライター、カメラマンなど鉄旅の達人がオススメする「全国“エキチカ地元メシ”」一挙35スポット紹介。
・10分あれば食べられる究極の途中下車グルメ「さぬきうどん巡り」として本場・香川在住の鉄道カメラマンどつぼ氏が名店14軒を全撮影&紹介。
・冷たくて甘酸っぱい懐かしの鉄道スイーツ「冷凍みかんを探せ!」。最近見かけなくなった冷凍みかんの製造元を直撃! 買える駅もお伝えします。

旅と鉄道 2018年3月号は、1、000円(税込)、全国の書店、オンライン書店Amazonなどで発売中です。

雪の降る夜は、アームチェア・ディテクティブならぬアームチェア・ビアトールを気取るのも一興です。ミス.マープルの様に静かな田舎に隠棲している気分で春の旅を夢想してみてはいかが?