阪急の観光特急『京とれいん』に2019年3月、2本めが登場。現役の6300系に続く2本めは、7000系ベース―――。

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阪急電鉄は、京都線で運行している観光特急『京とれいん』の2編成目『京とれいん 雅洛(がらく)』を2019年3月から土休日に走らせる。

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雅洛には、「みやびな都」という意味を込めた。

7000系 京とれいん 雅洛 は、現行の 京とれいん のイメージを継承しつつ、乗車するたびに京都気分を感じられるよう、1号車から6号車までで季節を定め、すべての車両が異なる外観や車内デザインに。

1号車は秋、楓。紅葉文様を代表する図柄「流水に楓」を用いた、秋の京都を感じる車両に。

2号車は冬、竹。枯山水の坪庭と雪見障子が相まって、凛とした京都の冬を感じる車両に。

3号車は春、桜。桜散らしの柄を使用して、はんなりとした京都の春を感じる車両に。

4号車は夏、葵。貴族に愛された杜若(かきつばた)をあしらった、夏の京都を感じる車両に。

5号車は初秋、芒(すすき)。去りゆく夏から初秋へ移りゆく季節感が味わえる車両に。

6号車は早春、梅。新春を迎えた京都を感じさせるきらびやかな車両に。

丸窓や前面映像といった新たな演出

全車両の側面中央には、京都の寺社建築で用いられる「円窓」を設置。3号車と4号車には、一人がけ座席を配置した。

6300系 京とれいん の種別は快速特急A。停車駅は梅田、淡路、桂、烏丸、河原町。ダイヤ改正後は十三からは乗降できない。

7000系 京とれいん 雅洛 の種別は快速特急。停車駅は梅田、十三、淡路、桂、烏丸、河原町。

7000系 京とれいん 雅洛 が加わり、1日の運転本数は現状の1日4往復から7往復へ。

6300系 京とれいん と 7000系 京とれいん 雅洛 は、9時から15時まで梅田を毎時32分に交互に発車。

河原町は10時から16時まで毎時41分に交互に発車する。

また、7000系 京とれいん 雅洛 には、前方映像配信サービスを展開。スマートフォンやパソコンを展望映像閲覧専用 Wi-Fi に接続し、走行中の列車の前方映像をリアルタイムでチェックできる。