奥羽本線(山形線)神町駅 新駅舎

神町駅も古い歴史を持っています。1901年(明治34年)奥羽本線開通と同時に開業しています。
1999年(平成11年)には山形新幹線が新庄まで延伸し、山形〜新庄間も標準軌(1435mm)に改軌されました。標準軌に改軌された福島〜新庄間(148.6km)は奥羽本線ですが山形線という愛称で呼ばれています。神町駅も改軌に際して、単式ホーム1面1線を残して島式ホーム1面2線が撤去され、列車交換のできない駅になりました。

戦後すぐの頃には、現在の自衛隊神町駐屯地に米軍キャンプがあって、解体された旧駅舎内には「連合軍鉄道運輸司令部事務所(RTO)」が置かれていました。新しい駅舎にもグリーンのアルファベットで”JINMACHI STATION”とあるのは、その記憶を留める粋な計らいでしょうか。

新しい駅の設備です。

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日常の利用者にはモダンで使い易く、便利になります。しかし、ときおり通り過ぎるダケの旅人には天井の高い旧駅舎の佇まいが懐かしいです。