JR東日本がSixTONESを起用した「Enjoy! SixTONES, Enjoy! ShinKANSEN.」キャンペーン。SixTONESのタイアップ楽曲をアレンジした新幹線発車メロディが流れる企画でしたが、安全上の理由からわずか10日で中止に。この「幻のメロディ」が、12月16日から音響体験アプリ「Locatone」で復活! 配信を開始しています。
これにより、ホーム上での混雑を避けつつ、手元のスマートフォンで「幻のメロディ」を楽しめるようになります。また、車内限定コンテンツの聴取エリアも東北・山形・秋田新幹線へと拡大。本記事では、アプリでの楽しみ方や、新幹線車内で楽しめる安全な“推し旅”について紹介します。

ホームでの録音中止からアプリ配信へ

JR東日本は「Enjoy! SixTONES, Enjoy! ShinKANSEN.」キャンペーンの一環として、10月1日から東京駅・上野駅・大宮駅の新幹線ホームでSixTONESの楽曲「Shine with U」をアレンジした発車メロディを使用していました。
しかし、ホーム上で集音マイクなどを用いた録音行為が目立ち、利用者の安全確保に懸念が生じたため、開始からわずか10日で放送中止となっていました。今回のアプリ配信は、このメロディを引き続き楽しめるよう企画されたものです。

【参考】
新幹線ホームに”SixTONES”の新曲が!JR東日本とコラボで限定AR&音声コンテンツ配信・東北12駅のARフォトフレームで聖地巡礼も
https://tetsudo-ch.com/13012168.html

車内限定コンテンツの聴取エリアを拡大

発車メロディのアプリ配信に合わせ、車内限定で提供されている音声コンテンツの聴取エリアも拡大されました。これまでの東北新幹線に加え、山形新幹線秋田新幹線でも、音響体験アプリ「Locatone」を通じて音声コンテンツを視聴できます。
JR東日本は公式Xで「発車メロディを聴きながら、新幹線で行く東北への旅をぜひ満喫してください。」「まるでSixTONESメンバーと一緒にいるかのような限定音声コンテンツを、旅のお供にどうぞ。」と呼びかけています。

JR東日本はホーム上での録音行為に対する注意喚起を強化

ホーム上での録音行為については、周囲の利用者へ迷惑を及ぼす行為が多数発生しており、鉄道の安全運行における課題となっています。
これを受け、JR東日本は12月16日から順次、駅構内で注意を促すポスターを掲出し、公式サイトなどで注意喚起動画の配信を実施しています。鉄道利用の際は、ルールを守った安全な楽しみ方が求められています。

形を変えて戻ってきた『幻のメロディ』。今回の施策により、駅ホームでの混雑や危険な録音行為を避けつつ、ファンや利用者が安全に楽曲を楽しめる環境が整えられました。新幹線での移動中に、イヤホン越しに流れるメンバーの歌声と共に、車窓の景色を眺める時間は、きっと特別な思い出になるはずです。マナーを守って、スマートでかっこいい“推し活”の旅に出かけましょう。
(画像:JR東日本)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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