三菱重工業が運営する三菱みなとみらい技術館は、スペース・プロジェクト体験コーナー「トライアルスクエア」を大幅リニューアル。

2月末に登場した「バーチャルツアーステーション」は、半径7m、全幅15mの巨大シリンドリカル(円筒形)スクリーンが特徴。視界全域をスクリーンで覆うイメージで、まるで映像の中に入り込んだ感覚の”異次元空間”ツアーが体験できる。

そこに映し出される映像の第一弾は、宇宙開発関連の映像コンテンツ。今後は、2015年に世界遺産の文化遺産に登録された長崎造船所のクレーンやドックなど「明治日本の産業革命遺産」を予定。

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また、人と街にやさしい新交通システムの高速走行など、三菱重工の130年を超える技術開発の歴史を含めたレガシー(遺産)や将来ビジョンを体感できる映像を制作していく。

三菱みなとみらい技術館は1994年6月、地域の人々との交流と科学技術に対する関心を促進することを目的に横浜に開設。三菱重工が手がける最先端の科学技術・製品を実物と模型、映像やパネルなどでわかりやすく紹介。

2017年度入館者数は、20万人を突破する見込み。入館料は大人500円、中・高校生300円など。開館は10〜17時(入館は16時30分まで)。