自動改札機ピッで東北を応援、ヤフーと三陸鉄道が描く支援のカタチ
「わたしの家も制服もみんな津波に流されたんですよ。でもいまはね、できるだけ明るく、前にすすまなくちゃ。暗い時期は終わりましたからね」
あす3月11日で、東日本大震災からまる7年が経つ―――。
きのう3月9日、六本木ヒルズの大屋根プラザには、三陸鉄道の自動改札機が出現。
現場には、冒頭のように「できるだけ明るく、前にすすまなくちゃね」と笑う、さんてつ旅客サービス部 赤沼喜典営業課長(写真左)や、若手ホープの古舘龍太運転士候補の姿があった。
「ぜんぜん、元気ですからね!」(赤沼課長)
「Yahoo!応援改札 #ピッは応援になる」という体験型復興支援イベントの現場で、「あの3.11を忘れない」「交通系ICをピッとやるだけで復興支援」と通りかかる人たちに笑いかける。
この「Yahoo!応援改札 #ピッは応援になる。」は、交通系ICカードをタッチすると100円が徴収され、ヤフーから三陸鉄道に寄付が行われるという仕掛け。
交通系ICをピッとやって、東北を応援
赤沼課長は、「日本人って、なんか支援や募金って、恥ずかしい気持ちって、どこかにあるじゃないですか。そこをこの、いつも慣れ親しんでいる自動改札機でピッとやると、復興支援にかかわれるという仕組みにしてみたんですよね。いいでしょ」と笑う。
こうした「Yahoo!応援改札 #ピッは応援になる。」イベントは、Yahoo! JAPANが展開する「Search for 3.11 検索は応援になる。」の一環。
「Search for 3.11 検索は応援になる。」は、「3.11」と検索すると、Yahoo! JAPANやパートナー企業から復興支援に携わる団体へひとりにつき10円を寄付するというもの。
ヤフー コーポレートコミュニケーション本部ブランドマネジメント室 高橋直子BM(写真中央)は「寄付や応援のハードルを低くしたいという想いで実施しているイベントのひとつ」という。
「交通系ICカードという、みんなが使い慣れているもので、3.11を忘れず、支援できるという場にしました」(高橋BM)
この“3日間だけ東京に出現した三陸鉄道自動改札”にピッとやると、三陸鉄道からみえた車窓が映る大型ビジョンに、桜の花やツクシといったアニメが出現する。
「この映像は、先月の2月25日に撮影したもの。いま沿線の復興がどうすすんでいるかがわかる。東北への想いを、このビジョンで感じてほしい」(高橋BM)
―――「Yahoo!応援改札 #ピッは応援になる」は、六本木ヒルズ大屋根プラザであす3月11日まで開催中。三陸鉄道が東京で見せる、3日間限定の自動改札機にピッとやって、いまの東北を感じてみて。
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